てぃかしです。
今回は、治験の話です。
治験って知ってます?
得体のしれない薬を飲んで、その経過を観察し、時には死が…
ってイメージを持っている人もいるかと思いますが、やってみると、
「あぁそんなものか」
って感じのものです。
今回は、治験とはなんなのかという話と、実際に僕が治験に参加した体験談をお伝えしていきたいと思います。
目次
治験とは?
治験とは、
治験(ちけん、Clinical trial)とは、医薬品もしくは医療機器の製造販売[1]に関して、医薬品医療機器等法上の承認を得るために行われる臨床試験のこと
受けたら、結構高額な報酬がもらえます。
おすすめは、人の体のことなので、おすすめはできませんが、
会社を辞めてちょっと暇な期間ができた人とか、長期休暇中の大学生とかで、まとまったお金が必要って人は検討の余地ありかなと思います。
薬ができるまで
治験がどういうことをしているのかわからない、だから、治験は何か恐ろしいイメージがあるのだと思います。
薬ができるまでの話を聞くと、ちゃんと必要なことなんだなと、社会貢献性を理解できます。
薬ができる過程は、3工程ありまして、
- 薬の候補を選ぶ
- 動物で確認する
- ヒトで確認する
ということをします。
1.薬の候補を選ぶ
化学物質や植物、海の生物、菌などから発見された物質からいくつかの成分を薬の候補として選びます。
これを基礎研究と呼び、2年〜3年ほどかかります。
2.動物で確認する
動物、うさぎやネズミなどの動物で、その薬の効果や安全性を調査します。3年〜5年かかります。
3.ヒトで確認する
最後にヒトで確認します。
この工程を一般に「治験」と呼んでいます。臨床試験とも呼ばれるようです。
治験の種類
治験には種類があります。
最初に少人数の健康な大人(もしくは患者)に対して、行われ、(第1段階)
次に少数の患者、(第2段階)
最後に、多くの患者に対して行われます。(第3段階)
この段階を見れば、分かりますが、対象者は、健康な大人か、患者の2パターンですね。
なので、自分は健康だからとか、自分は持病持ちだからとか思っていても、自分が対象になる治験は大抵の場合、見つかるのではないかと思います。
僕が受けた治験
どこで?どんな?どのくらい?いくら?雰囲気は?
このような疑問にそって、僕が体験した治験について書いていきます。ちなみに3年前(2016年)の話です。
どこで治験受けた?
僕は東京のとあるクリニックで治験を受けました。
首都圏が多いイメージです。ちなみに僕が応募した治験は、医学ボランティア会JCVNというところなのですが、主に、東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪、兵庫、福岡、札幌が多いようです。
どんな治験?
僕が参加した治験は、高血圧症を改善する薬(ミカムロ配合錠)で、
すでに世に出回っているもので、別の製薬会社から販売されようとしていたものでした。
副作用はめまいやふらつきが服用後に起こる可能性があるとのことでしたが、僕は特にそういった症状は感じませんでした。
治験の期間は?
4泊5日が2回ありました。10日間ですね。
治験の報酬は?
負担軽減費として、18万円(事前検診費込)をいただきました。
10日で18万円、そして、特に労働しなくて、これは結構美味しいと当時思いましたね。
治験の様子
その治験の参加者は全員健康な成人男性でした。
病院内の3部屋くらいを使って、1部屋に10人くらい、合計30人くらいいました。
入院してる感じです。
そこで引きこもり…外には出れません。
退屈…と思われそうですが、実はそんなこともありません。
病院には漫画が置いてあったり、退屈しない工夫がされていました。
漫画も結構最新の、人気のものが置いてあったりして、漫画好きなら10日間は全然過ごせます。
僕は進撃の巨人を読みました。人が死ぬシーンがあったので、ドキドキして、これは治験の結果に影響が出ないか少し心配したりしてました。
パソコンやスマホも持ち込み可能でしたので、ブログ書いたり、外の人と連絡を取ったりもしてました。
ご飯は決められたものを食べます。
質素な普通のご飯ですが、まずくはない。そんな感じ。
洗濯機は置いてあるので、自分で必要だと思ったら、洗濯します。
シャワーは予約制。
治験に参加するには?
治験に参加するには、インターネットで応募します。
応募の際に、個人情報、持病があれば、記入します。
応募フォームを送信し、審査が行われ、メールで結果が届きます。
その後、治験の説明会に参加し、治験の参加条件に適しているかどうかを調べるために診察、検診を受けます。
それをクリアすれば、後日、治験スタートです。
治験に参加できる機関
先ほどもちらっと紹介しましたが、僕がお世話になったのは、株式会社パシフィックグローブが運営する、医学ボランティア会のJCVNです。
他は、株式会社シスモールが運営する、コーメディカルクラブボランティア会です。
治験は時間に余裕があり、お金が必要な人は、検討の余地ありですが、リスク等はしっかり理解した上で参加可否を決めましょう。
動画版はこちら