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「この画面、あとで見返したいな」って思ったことありませんか?
レシピ、会話、設定の画面…そんなときに便利なのがスクリーンショットです。
でもAndroidって、機種によって操作が違ったりしてちょっとややこしい部分もあります。
どこに保存されたのか分からない、長いページはどうやって撮るの?そんな疑問も出てきます。
この記事では、基本の撮り方から便利ワザ、保存場所の探し方や撮れないときの対処法までまるっと紹介します。
スマホがあまり得意じゃなくても大丈夫。この記事を読み終えるころには、スクショがバッチリ使いこなせるようになります。
Androidスクリーンショットの基本操作と覚えておきたい便利な撮り方
ここでは、基本の操作からちょっと便利なスクショの撮り方までしっかり解説していきます
スクリーンショットとはどんな機能?
スクリーンショットは、スマートフォンの画面に表示されている内容をそのまま画像として保存する機能です。
「ネットで調べたレシピを残したい」「支払いの明細を画像で控えておきたい」「友達とのチャット内容を記録したい」など、いろいろな場面で使われています。
SNSの投稿、旅行の予定、予約の確認画面など、写真に撮るよりも手軽で正確に情報を残せるのがポイント。
初心者でもすぐに使える機能なので、ぜひ覚えておきたい操作のひとつです。
標準的なスクリーンショットの撮影方法
ほとんどのAndroid端末で共通なのが、「電源ボタン」と「音量下ボタン」を同時に押す方法です。
①画面に保存したい内容を表示して
②「電源」と「音量下」を同時にギュッと押す
③成功するとシャッター音やアニメーションが出て撮影完了
この操作はPixel、Xperia、AQUOS、arrowsなど多くの機種で使える基本のやり方です。
ただしボタンの配置が左右で違うこともあるので、端末を片手で持ってやるときは注意してください。
ユーザー補助機能メニューを設定すると、スクリーンショットのアイコンボタンを表示して、そのボタンでスクリーンショットができます。
「電源+音量」の同時押しがうまくできない人はそちらの方法も試してみてください。
スクロールスクリーンショットで長いページも保存できる
「1画面に収まらない内容を丸ごと残したい」そんなときはスクロールスクリーンショットが便利です。
この機能は、ニュース記事や設定画面のように縦に長いページを1枚の画像として撮影できるというものです。
Android 12以降に対応している機種が多く、以下のような手順で使えます。
- 普通にスクリーンショットを撮る
- 画面下部もしくは上部に「キャプチャ範囲を拡大」」などの表示が出たらタップ
- 必要な範囲までスクロールして「保存」
表示が出ない場合やボタンが反応しない場合は、アプリや画面が対応していない可能性もあります。
Chromeやアプリ内の画面など、縦に長い画面で特に活用しやすい機能です。
機種別に違うスクリーンショットの撮影方法の種類(Galaxy、Pixelなど)
Androidは機種によって独自のスクリーンショット機能が用意されていることがあります。それぞれの機種のスクリーンショットの撮影方法をお伝えします。
Galaxyスマホでのスクリーンショットの方法(3種類)
① ボタンの同時押し
「電源キー」と「音量DOWNキー」を同時に約2秒長押しすると、画面をそのままスクリーンショットとして保存できます。もっとも基本的で汎用的な方法です。
② スワイプキャプチャ(手のひらキャプチャ)
設定で「スワイプキャプチャ」または「手のひらキャプチャ」を有効にした後、画面上に手の側面(小指側)を軽く触れた状態で左右どちらかにスワイプすることで撮影できます。Galaxy S4以降で利用可能です。
③ スマート選択(エッジパネル機能)
「エッジパネル」から「スマート選択」を有効にすると、画面の一部だけを長方形や楕円で切り取ってスクリーンショットが撮れます。対応機種でのみ利用可能な便利機能です。
Google Pixelでのスクリーンショットの方法(4種類)
① 電源ボタン+音量DOWNボタンの同時押し
右側の電源ボタンと音量を下げるボタンを同時に短く押すだけ。もっとも一般的な撮影方法です。
② 背面タップ(クイックタップ)
Pixel本体の背面を2回タップすることでスクリーンショットを撮影できます。事前に「設定」→「ジェスチャー」→「クイックタップ」から機能を有効にする必要があります。
③ Googleアシスタントに話しかける
「OK Google」やマイクボタンでアシスタントを起動し、「スクリーンショットを撮って」と声をかけると自動で撮影してくれます。
④ 画面下からスワイプして撮る
アプリ履歴画面から「スクリーンショット」ボタンを選択する方法です。ジェスチャーナビゲーション設定時に有効で、主にアプリ画面での撮影に適しています。
AQUOSのスクリーンショットの方法(3種類)
① 電源キー+音量DOWNキーの同時押し
最も基本的な撮影方法で、ほとんどのAndroid機種に共通しています。
② アプリ使用履歴画面から撮る
マルチタスク画面でスクリーンショットボタンをタップする方法。アプリ画面をきれいに撮影できますが、ホーム画面は対象外です。
「ジェスチャーナビゲーション」を使っている場合は、画面の下から上へスワイプし、途中で指を止めてから離します
「3ボタンナビゲーション」を使用している場合は、画面右下にある「履歴」ボタンをタップします
③ Clip Now(クリップナウ)機能を使う
AQUOS独自の機能。画面の右上または左上隅を長押しして、指を離すだけでスクリーンショットを撮影できます。事前に設定で有効化が必要です。
「設定」から[AQUOSトリック]→[Clip Now]の順に進み、機能をオンにします。
操作方法を確認したい場合は、[使い方ガイド]をタップすると手順が見られます。
スクリーンショットを撮影したい画面を表示し、画面右上または左上の隅を長押しするとバイブが振動し、円形のエフェクトが現れます。円が最大になったタイミングで指を離すと、スクリーンショットが保存されます。
スクリーンショットのおすすめの使い方
スクリーンショットは、ただ撮るだけでなく日常のいろんなシーンで役立ちます。以下はその一例です。
- SNSやチャットでの共有:URLを送るよりも画像のほうがすぐに伝わります
- 証拠や控えの保存:アプリのエラー画面、購入完了画面などは後で役立ちます
- あとで見返したい情報のメモ代わり:レシピ、ニュース、地図など
- 学校や仕事での資料保存:オンライン授業や社内システムの説明などを記録できます
さらに、撮った画像は編集アプリでトリミングしたりメモを書き込んだりもできるので、活用の幅はかなり広いです。
Androidのスクリーンショット機能を使いこなせれば、スマホでの情報整理がもっとラクになりますよ。
Androidスクリーンショットの保存先と画像の探し方
「スクショは撮れたのに、どこに保存されたのかわからない」そんな経験ありませんか?
Androidスマホは機種によって保存先や確認方法が少しずつ異なります。ここではスクリーンショットの保存先や探し方を丁寧に解説します。
Googleフォトやファイルアプリでの確認方法
スマホに入っているGoogleフォトやファイル管理アプリを使えば、簡単にスクリーンショットを見つけられます。
Googleフォトで確認する方法
- ホーム画面から「Googleフォト」アプリを起動
- 画面下の「ライブラリ」タブをタップ
- 「スクリーンショット」フォルダを開く
この手順で、保存されたスクリーンショットが一覧で表示されます。
また、Googleフォトで自動バックアップをオンにしている場合でも、「Screenshots」フォルダは手動でバックアップ対象に指定しないと同期されないことがあります。クラウドに残したい場合は、設定を見直してみてください。
ファイル管理アプリで探す方法
スマホに標準で入っているファイルアプリを使えば、フォルダ単位で細かく確認できます。
- Files by Google(ファイルズ):Pixel、AQUOS、Xperia、arrowsなどでよく使われる
- マイファイル:Galaxyシリーズに搭載
Filesアプリでの探し方
- アプリを開く
- 画面下部の「画像」または「ブラウズ」から「内部ストレージ」を選択
- 「Pictures > Screenshots」または「DCIM > Screenshots」フォルダを確認
マイファイルアプリでの探し方(Galaxyの場合)
- 「マイファイル」アプリを開く
- 「内部ストレージ」から「DCIM > Screenshots」を探す
これで見つからない場合は、SDカード内のフォルダも念のため確認してみましょう。
保存先が見つからないときのチェックポイント
スクリーンショットがどこにも見当たらない場合、いくつかの原因が考えられます。代表的なチェックポイントを紹介します。
誤って削除してしまっている
撮影後に「削除」をタップしてしまった場合、その画像は完全に消えてしまいます。残念ながらゴミ箱機能に対応していないフォルダもあるため、復元は基本できません。誤操作には注意しましょう。
SDカードに保存されている
一部の機種では、スクリーンショットの保存先をSDカードに変更できる設定があります。
もし設定を変えた覚えがあるなら、内部ストレージだけでなくSDカードの「Screenshots」フォルダも確認してみてください。
ストレージ容量が不足している
ストレージがいっぱいだと、スクリーンショットを撮っても保存できません。保存できなかった場合は、バナーや通知で「空き容量不足」といった表示が出ることがあります。
その場合は、不要なアプリや画像を削除するか、クラウドやSDカードにデータを移動してから再度試してください。
このように、「Android スクリーンショット」の保存先はある程度パターンが決まっていますが、機種や設定によって微妙な違いがあります。画像が見つからないと焦らず、上記の方法を順番に試してみましょう。
スクリーンショットができないときに考えられる原因と対処法
「いつも通りに撮ったはずなのにスクショが保存されていない」「ボタンを押しても反応がない」そんなときは、何かしらの原因でスクリーンショット機能がうまく働いていない可能性があります。
ここではよくあるトラブルとその対処法を紹介します。
アプリ側の制限で撮影ができない場合
動画アプリや電子書籍など、一部のサービスでは著作権保護の観点からスクリーンショットの使用が制限されています。
たとえば「TVer」や「Amazonプライム・ビデオ」では、スクショを撮ろうとすると「この画面ではスクリーンショットを撮影できません」といった警告が表示されたり、黒い画面で保存されたりします。
また、銀行アプリや決済アプリなども、セキュリティ対策としてスクリーンショットを禁止している場合があります。このような制限はユーザー側で解除することはできません。
【対処法】
その画面のスクリーンショットはあきらめるしかありません。必要な情報がある場合はメモを取るなど、別の方法で記録するようにしましょう。
保存先の空き容量が不足している場合
スクリーンショットは画像ファイルとして保存されるため、保存先に十分な空き容量がないと保存できません。ストレージがいっぱいになると、「保存できませんでした」などの通知が出たり、そもそもシャッター音や保存完了の表示が出ないこともあります。
【対処法】
スマホの「設定」→「ストレージ」から空き容量を確認しましょう。不要なアプリや画像、動画を削除するか、GoogleフォトやSDカードなどに移動させて空きを確保してください。
スクショが正常に保存されるようになります。
Androidバージョンが古い・操作が間違っている場合
古いAndroid端末やバージョンでは、スクリーンショット機能そのものがうまく動作しない場合があります。Android 4.0未満の機種では、スクリーンショット機能が標準で搭載されていないこともあります。
また、スクリーンショットのボタン操作のタイミングがズレているだけというケースも多いです。
「電源ボタン+音量ダウン」を同時に押すときは、ほんの一瞬のズレでも反応しないことがあります。
【対処法】
まずは端末のソフトウェアが最新かを確認し、アップデートがあれば実行してください。(「システム」→「システムアップデート」で確認可能)
それでもダメな場合は、スクリーンショット専用のアプリ(例:Screenshot Easyなど)を試すのも1つの方法です。操作ミスが原因なら、何度か練習してタイミングをつかみましょう。
保存先がSDカードでエラーが出ることもある
一部のAndroidスマホでは、スクリーンショットの保存先をSDカードに変更できる設定があります。ただし、SDカードに不具合があると、スクショが保存されなかったり、保存された画像が破損していたりすることがあります。
また、SDカードの相性やフォーマットエラーが原因でうまく保存できないケースもあります。
【対処法】
まずは「設定」→「ストレージ」→「SDカード」からエラー表示がないか確認しましょう。エラーがある場合は、SDカードを抜き差しして再認識させる、もしくはPCに接続してバックアップを取ったうえでフォーマットし直すのが効果的です。
保存先を内部ストレージに変更するのもおすすめです。
スクリーンショットが使えない原因はさまざまですが、今回紹介したようなポイントを順に確認していけば、ほとんどのケースは解決できます。うまくいかないときは焦らず、ひとつずつチェックしてみてください。
スクリーンショットのアシスト機能やジェスチャー操作を活用する
物理ボタンを押さずに操作できる「ユーザー補助機能」や「ジェスチャー操作」を活用すれば、スクリーンショットの撮影が格段にラクになります。片手操作が多い方や指が届きにくい方には特におすすめです。
【ユーザー補助機能メニューの活用方法】
- 「設定」→「ユーザー補助」→「操作のコントロール」へ進む
- 「ユーザー補助機能メニュー」を選択し「ユーザー補助機能メニューのショートカット」を有効にする
- メニュー内の「スクリーンショット」ボタンをタップで撮影可能
この方法なら、どの画面からでも指一本で撮影が可能です。
さらに、ユーザー補助機能メニューではボタンの大きさや透明度も調整でき、自分好みにカスタマイズできます。
【ジェスチャー操作(Pixel、Galaxyなど)】
- Pixel:背面を2回タップする「クイックタップ」をスクリーンショットに設定可能
- Galaxy:手のひらを画面上でスワイプする「スワイプキャプチャ」が利用可能
機種により操作内容は異なりますが、これらの機能を使えば、画面を指でなぞるだけでスクリーンショットが撮れるため、物理ボタンが押しづらい状況でも快適に操作できます。
まとめ
Androidのスクリーンショット機能は、画面上の情報を手軽に画像として残せる便利な機能です。基本操作に加えて、スクロールスクリーンショットや機種ごとの撮影方法を知っておくと、さらに活用の幅が広がります。
保存先の確認方法や、撮影できないときの原因と対処法も理解しておけば、いざというときに慌てずに済みます。
本記事を参考に、自分のスマホに合った使い方を見つけて、より快適にAndroidを活用してみてください。