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朝フル充電したはずなのに夕方には20%。そんな経験ありませんか?
「まだ使えるはずなのに、バッテリーの減りが早すぎる」って思ったことがあるなら、それは設定次第で改善できます。iPhoneはちょっとした見直しだけで電池の持ちが大きく変わるんです。
この記事では、iPhoneのバッテリーを長持ちさせたい人のために、今日からできる「設定のコツ」を12個に絞って紹介します。
難しい操作はありません。初心者でもすぐできるシンプルな方法ばかりです。しかも、節電しながら快適さもキープできる内容にこだわっています。
さらに、設定のメリットだけでなく「どんなデメリットがあるのか?」も丁寧に解説していきます。これを読めば、自分に合った節電方法が見つかるはずです。
画面設定と視覚効果を見直して電池の消耗を減らす(4選)
iPhoneのバッテリーって、実は画面の表示設定を変えるだけでもかなり持ちが変わるって知ってましたか?
画面はiPhoneの中でも特に電力を使うパーツなので、見直せばバッテリーの減りをガツンと抑えられます。しかも、ほとんどが“設定アプリ”からすぐできる内容ばかり。
ここでは画面の明るさやアニメーション効果など、誰でもできる「バッテリー長持ち設定」をわかりやすく解説します。
動画で確認したい方は下記の動画を再生してください。
画面の明るさを下げてバッテリー負担を軽くする
iPhoneの画面は明るさが高いほどバッテリーを激しく消費します。だから、少し暗めに設定するだけでバッテリーが持ちやすくなるんです。
おすすめは「明るさの自動調整」をオフにして、自分で見やすいギリギリの明るさに固定すること。
明るさ調整方法
- 「設定」アプリを開く
- 「画面表示と明るさ」をタップ
- スライダーで明るさを調整
- 「True Tone」は必要なければオフ
True Toneは、周囲の光に合わせてiPhoneの画面の色合いや明るさを自動調整し、目の疲れを軽減して自然な表示を保つ機能です。
また、画面の明るさは、設定アプリからではなく、上からスワイプして、コントロールセンターからでも簡単に調節可能です。
暗すぎると屋外で画面が見づらくなる可能性がある時は Night Shiftが有効!
ただし、明るさを下げすぎると外や明るい場所では画面が見えにくくなることがあります。
特に日差しの強い日は、設定を元に戻す手間が増えるかもしれません。必要に応じて設定をしましょう。
時間帯によって明るさを変えたい時は、Night Shiftを活用しましょう。
Night Shiftは、夜間になるとiPhoneの画面の色温度を暖かくし、目の負担を軽減する機能です。
「設定」→「画面表示と明るさ」→「Night Shift」から、日の入から日の出までやカスタム時刻で自動調整が可能です。
ダークモードを使って電力消費を抑える
最近のiPhone(有機ELモデル)では、黒い部分の表示にほとんど電力を使いません。つまり、画面全体が暗いほど省エネになるということ。
「ダークモード」はこの仕組みを活かした最強設定。背景が暗くなって目も疲れにくくなるので、長時間使う人にもぴったりです。
ダークモード設定方法
- 「設定」アプリを開く
- 「画面表示と明るさ」をタップ
- 外観モードで「ダーク」を選択
一部アプリでは見づらくなることがあり目に負担がかかることも
ただし、すべてのアプリがダークモードに最適化されているわけではありません。
白地が前提のデザインだと逆に読みにくくなるケースもあります。
特に写真や資料を見る場面では注意が必要です。
自動ロックの時間を短く設定する
iPhoneの画面が点灯している間、バッテリーはじわじわ減っていきます。
だからこそ、画面を放置したときに自動で消えるまでの時間を短くすることが超重要なんです。
設定次第では1分以内で自動ロックできるので、使わないときのムダを減らせます。
自動ロック設定方法
- 「設定」アプリを開く
- 「画面表示と明るさ」をタップ
- 「自動ロック」をタップして「30秒」や「1分」を選択
操作中に画面が頻繁に消えると使い勝手が悪くなる場合がある
短くしすぎると読書中や料理中にいちいち画面が消えるストレスが発生します。
アプリによっては表示が切れると困るものもあるので、生活スタイルに合わせてバランスをとるのが大事です。
モーションや視差効果を減らして省エネにする
iPhoneには、画面を傾けたときに動いたり、スムーズに切り替わったりする「視差効果」や「モーション」が使われています。
視差効果やモーションは、iPhoneの画面を傾けたときに背景が動いたり、アプリの切り替えが滑らかに見える演出機能です。見た目が楽しくなる反面、バッテリーを多く消費することもあります。
実はこれ、地味にバッテリーを消耗する設定なんです。普段から気にしてなかった人ほど、オフにすると差を感じるはず。
視差効果やモーション設定方法
- 「設定」アプリを開く
- 「アクセシビリティ」→「動作」
- 「視差効果を減らす」や「モーションを減らす」などをオン(機種やバージョンによって表示文字は異なります。)
操作のアニメーションが減り、体感的な操作性が低下することがある
見た目がシンプルになりすぎて、画面遷移の滑らかさがなくなったように感じることもあります。
特に視差効果に慣れていた人が「視差効果を減らす」をオンにすると操作に違和感を感じる人もいると思います。
使い勝手や見た目を重視する人は、必要なときだけオンにするのも手です。
ここでは、iPhone バッテリー 長持ち 設定の中でも特に基本中の基本である「画面設定」まわりに注目して解説しました。
次は、通信や位置情報といった“見えない電力の使い方”を徹底的に見直していきます。
通信や位置情報を制限して無駄な電力をカット(2選)
画面がオフでも、あなたのiPhoneがこっそり電池を使い続けているって知ってましたか?
実は、通信系の設定や位置情報サービスは「目に見えないバッテリー泥棒」と言ってもいい存在です。常にバックグラウンドで動いているから、気付かないうちに電池を食いつぶしてしまうんです。
ここでは、誰でもできる「通信と位置情報の節電テク」を丁寧に解説していきます。
動画で確認したい方は下記の動画を再生してください。
位置情報サービスは必要なときだけ使うようにする
位置情報サービス(いわゆるGPS)は、アプリに現在地を教えるために頻繁に位置をチェックしています。この動作、実はかなりの電力を使います。
たとえば、地図アプリや天気アプリが常に「今どこにいるか」を探っていたら、それだけでバッテリーに負担がかかります。だからこそ、使わないアプリでは位置情報をオフにするのが鉄則です。
位置情報サービス設定手順
- 「設定」アプリを開く
- 「プライバシーとセキュリティ」を選択
- 「位置情報サービス」をタップ
- アプリごとに「常に」「使用中のみ」「なし」から選択
- 不要なアプリは「なし」か「使用中のみ」に設定
「使用中のみ」を選べば、アプリを使っているときだけ位置情報を取得するので、無駄なバッテリー消費を抑えられます。
自動接続できず毎回手動で接続が必要になるケースがある
便利さとのトレードオフですが、アプリによっては毎回手動で位置情報を許可しないといけない場合があります。たとえば、移動系アプリやカメラアプリで位置が必要なとき、いちいち設定画面を開く手間が発生するかもしれません。
短絡的に全部「オフ」にするのではなく、アプリを閉じているときも位置情報をオンにしたいアプリがある場合は、よく考えて設定をしましょう。
メールの取得設定を手動にして更新頻度を抑える
iPhoneでは、メールアプリが定期的にサーバーにアクセスして「新着メールはあるかな?」と確認しています。この処理も当然、通信と電力を使います。
これを自動チェックから手動に変えるだけで、バッテリーの持ちがかなり改善されることもあるんです。特にプライベート用のメールをリアルタイムで受け取る必要がない方には効果抜群です。
メール取得の設定手順
- 「設定」アプリを開く
- 「アプリ」→「メール」→「メールアカウント」→「データの取得方法」へ進む(「メール」が見当たらない場合は「メール」で検索するとすぐに見つかります。)
- 「プッシュ」をオフにする
- 各アカウントの取得設定を「手動」に変更
これでメールは自分で開いたときだけ更新されます。
新着メールの通知をリアルタイムで受け取れなくなる
この設定の注意点としては、メールが届いてもすぐに通知が来ないことです。すぐに返信が必要なメールを扱っている場合には不便に感じることもあります。
とはいえ、プライベート用やメルマガだけのアカウントなら、手動取得で問題ないということもいるでしょう。重要なメールアカウントだけは「15分ごと」にするなど、バランスをとるのもアリです。
ただ、家族や友達との外出先でリアルタイムな連絡が必要な場合などは注意しましょう。突然の待ち合わせ変更やトラブルに対応できない危険もあります。
ここでは、通信や位置情報にまつわるiPhoneバッテリー長持ち設定を紹介しました。
画面を見ていない間も電池を減らしてしまう“隠れ設定”たちは、見直せば即効性バツグンです。
次は、アプリや動作の見直しでバッテリーをさらに節約する方法を解説していきます。
バックグラウンド動作とアプリ管理で消費電力を減らす(3選)
「使ってないのに電池が減ってる…なんで?」
その原因、実はアプリの裏側での動作=バックグラウンド処理が関係しているかもしれません。
iPhoneでは、開いていないアプリが裏でデータを更新したり、位置を確認したりと、こっそり働いています。これが便利な一方で、気づかないうちにバッテリーを消耗しているんです。
ここでは、アプリの動きを見直して「何もしてないのに電池が減る問題」にガッツリ対処する方法を紹介します。
動画で確認したい方は下記の動画を再生してください。
使っていないアプリはこまめに終了させる
まず最初にできることは、「今使っていないアプリはちゃんと閉じる」ことです。
アプリを一度起動すると、スワイプしてホーム画面に戻っても実は完全には止まっていません。メモリ上で待機しながら、通知の準備やデータの更新を続けていることがあります。
とくにSNSや地図アプリなどは、使っていないときでも電力を使うタイプ。不要なアプリをきちんと終了させれば、それだけでバッテリーの持ちは確実に良くなります。
アプリ終了の操作方法
ホームボタンなしの機種は以下の手順でアプリを終了できます。
- 画面の下から上にスワイプして、途中で指を止める
- 起動中のアプリ一覧が表示されたら、いらないアプリを上にスワイプして終了
ホームボタンありの機種では、ボタンを2回押すとアプリ一覧が表示されるので、不要なアプリを上にスワイプして終了します。
頻繁な起動と終了で逆に電力を使ってしまうことがある
ただし、注意したいのは、「使うたびにアプリを開いて閉じる」を繰り返すと、起動時にかかる電力のほうが逆に負担になるケースもあるということです。
たとえば、音楽アプリやLINEなど、一日に何度も使うアプリは閉じずにそのままでもOKです。大事なのは「今すぐ使う予定がないアプリだけを終了させる」こと。このバランスが節電のカギです。
アプリのバックグラウンド更新をオフにする
iPhoneには、「アプリを開いていなくても最新の情報を自動で読み込んでくれる」便利な機能があります。それがバックグラウンド更新です。
でもこれ、全アプリに対してオンのままだと、通信とバッテリーをガンガン使ってしまうんです。
必要なアプリだけオンにして、それ以外はオフにするのが鉄板の節電テクです。
アプリのバックグラウンド更新の設定方法
- 「設定」アプリを開く
- 「一般」→「Appのバックグラウンド更新」または「アプリのバックグラウンド更新」をタップ
- 個別にオン/オフを設定
「LINEだけオン」「天気アプリと動画系はオフ」みたいに、使い方に合わせて調整してみましょう。
リアルタイムでの情報取得ができなくなることがある
この設定をオフにすると、アプリを開くまで通知や最新データが反映されないことがあります。
たとえば、Instagramやニュースアプリの通知が遅れることも。とはいえ、頻繁に使うアプリだけオンにしておけばほとんど問題なしです。
Siriの提案機能をオフにして無駄な動作を防ぐ
意外と知られていませんが、Siriの提案機能もバッテリーに影響を与えます。
Siriはあなたの行動を学習して「よく使うアプリ」「次にするであろう操作」を予測しています。この処理、裏でずっと動いてるんです。
便利な機能ではありますが、使用頻度が低い人やバッテリーを最優先したい人はオフがおすすめです。
Siriの提案機能の設定方法
- 「設定」アプリを開く
- 「Siriと検索」または「Siri」を選択
- 「提案」項目をすべてオフにする
便利な検索候補や使用提案が表示されなくなり不便に感じる場合がある
提案をオフにすると、「ホーム画面の検索でアプリが出てこない」「次にする操作を予測してくれない」などちょっとした便利さがなくなることもあります。
でもこれも「気にならない人なら全然OK」な範囲です。iPhoneのバッテリーを長持ちさせたいなら、優先順位は節電>利便性でいきましょう。
ここでは、「見えないところで働いてるアプリたち」への対策をお伝えしました。
少しの手間で、iPhoneの電池もちがグッと改善するので、今日から実践してみてください。
次は「通知と自動機能の見直し」でさらにムダを減らす方法を紹介していきます!
通知と自動機能を見直して電池のムダ遣いを防ぐ(2選)
iPhoneの電池が知らないうちに減ってる…それ、通知や自動機能の影響かもしれません。
通知は一つひとつが小さな動作でも、数が増えるとバッテリーにじわじわダメージを与えます。さらに、アプリの自動ダウンロードも知らないところで通信と電力を使い続けているんです。
ここでは「通知」と「自動機能」を見直して、ムダな消費を根本から減らす設定方法をわかりやすく紹介していきます。
自動ダウンロード機能をオフにする
App StoreやiTunes Storeで購入したアプリやコンテンツは、ほかのAppleデバイスにも自動で反映される機能が付いています。それが自動ダウンロード機能です。
便利に思えますが、裏では通信が発生していて、知らないうちに電池が消耗されていることもあるんです。
特にアプリの自動アップデートは、Wi-Fiや電源に接続していないときでも動いてしまう場合があります。
節電重視なら、必要なときに手動で更新するスタイルに切り替えるのがベストです。
自動ダウンロード設定方法
- 「設定」アプリを開く
- 「アプリ」→「App Store」をタップ(見当たらない場合は、「app」などで検索して見つけることができます。)
- 「アプリのアップデート」「自動ダウンロード」をオフに切り替える
- 必要に応じて「モバイルデータ通信」もオフにしておく
アプリや音楽の更新を手動で行う手間が増える
この設定をオフにすると、アップデートのたびに自分で確認する必要があります。
新機能の見落としや、セキュリティ面での不安を感じることもあるかもしれません。
とはいえ、頻繁にチェックする必要はなく、1週間に1回App Storeを開いて「アップデート」を確認すれば十分です。省エネ優先の人にはむしろおすすめの運用です。
不要な通知をオフにしてバッテリー消耗を抑える
通知って、実は想像以上にバッテリーを使います。
画面の点灯、バイブの振動、通信チェック…これらが1日に何十回も繰り返されたら、そりゃ電池も持たないですよね。
そこで有効なのが、「通知を受け取るアプリを厳選する」こと。
全部オフにする必要はありません。必要な通知だけを残して、それ以外はシャットアウトするだけでもバッテリーの持ちはグッと改善されます。
通知の設定方法
- 「設定」アプリを開く
- 「通知」をタップ
- アプリごとに通知のオンオフを設定
- バナーやロック画面表示、サウンドなども細かく調整可能
必要な通知まで見逃してしまうリスクがある
通知をオフにしすぎると、LINEのメッセージや予定のリマインダーなど、大事な情報を見落とすリスクもあります。
そのため、完全に切るのではなく「音や表示はオフにするけど通知センターには残す」など、表示方法を工夫することで通知の受け取り方を最適化できます。
ここでは、目に見えない通知や自動処理がバッテリーを削っている問題を改善するためのテクニックを紹介しました。
「通知の見直し」+「自動ダウンロードのオフ」で、iPhoneの節電効果は格段にアップします。
低電力モードを使えば、まとめて節電できる(1選)
ここまで紹介してきた節電設定を全てというわけではありませんが、一括で制御できる便利な方法が「低電力モード」です。
バッテリー残量が少なくなってきたときにオンにすることで、消費電力の大きい機能を自動で制限して、バッテリーの持ち時間を延ばすことができます。
設定は「設定」→「バッテリー」からオンにすれば、切り替え可能です。
ただし、便利な一方で、一部の機能には制限や影響が出ることがあります。
🔋 低電力モードで制限・影響を受ける主な機能
- メールの自動取得
- アプリのバックグラウンド更新
- 自動ダウンロード(アプリやコンテンツ)
- iCloud 写真(アップロードが一時的に停止)
- ディスプレイの明るさ(自動的に暗くなる)
- 自動ロックの時間(30秒に短縮)
- 一部のビジュアルエフェクト
- iPhone 12/13シリーズの5G通信(※ビデオストリーミング時を除いて無効)
- ProMotionディスプレイ搭載機種のリフレッシュレート(最大60Hzに制限)
低電力モードをオンにすると、ステータスバーのバッテリーアイコンが黄色になり、充電が80%を超えると自動でオフに切り替わります。
初心者でも簡単に使えて、効果が大きいので、「迷ったらまずこれ」と言える節電方法です。
まとめ
iPhoneのバッテリーがすぐ減ってしまう…そんな悩みも、設定を少し変えるだけでぐっと改善できるんです。今回はiPhone バッテリー 長持ち 設定として、今すぐできる節電方法を12個に厳選してそれらを4つのジャンルに分けて紹介しました。
- 画面の明るさや視覚効果を抑えて消費をカット
- 位置情報や通信の無駄を見直して電力を節約
- アプリの動きを制限してバックグラウンドの消耗を防ぐ
- 通知や自動ダウンロードを整理して小さな負担を減らす
どれもiPhone初心者でも簡単に取り入れられる設定ばかりです。節電だけでなく、iPhoneの動きも軽くなるので一石二鳥。少しの工夫で、充電ストレスの少ない快適な毎日を手に入れましょう!