広告
今回は格安SIM(格安スマホ)について初心者向けに解説します。
最近、格安SIMに乗り換える人が多くなっています。

格安SIMに乗り換えると携帯代をかなり節約できると聞いて、僕は2年ほど前に乗り換えました。
その時、頭によぎったのは、
「本当に乗り換えて大丈夫か?」
という言葉です。
世の中、甘い話はないと疑っているので、メリットだけではないだろうと思い、乗り換える時にメリット・デメリットを徹底的に調べました。
結論としては、僕は格安SIMに乗り換えた方が良いと判断したので、乗り換えました。
しかし、人によっては大手3社で携帯電話を契約して、携帯・スマホを利用した方が良い人も数は少ないですがいます。
本記事を読めば、
- 格安SIMのメリット・デメリットを理解することができる
- 自分は格安SIMに合っているかどうかが明確になる
- 格安SIMの会社の選び方
などがわかるようになります。ぜひ参考にしてください。
格安SIMとは?
格安SIMとは、小さなICカード「SIMカード」を使った低価格なインターネット・通話サービスのことです。
SIMは、「Subscriber Identity Module 」の頭文字を並べた単語です。
Subscriber Identity Moduleは、日本語に訳すと、「加入者識別モジュール」となります。
格安SIMは、「格安スマホ」「MVNO」と同じ意味で呼ばれることもあります。
大手キャリアよりも低価格で提供される新たな通信サービスとして期待・注目され、多くの人に使われています。
テレビCMもしている格安SIMもあるので、格安SIMは世の中に常識として普及しつつあります。
格安SIMのメリット
スマホが安く利用できるのが格安SIMの1番のメリットだと言えるでしょう。
ギガ数が少ないプランであれば、月々2,000円前後で済みます。
スマホの月々の利用料は、1万円前後を支払っているという人も結構います。
そういった人が格安SIMに乗り換えたら、少なくとも5,000円は節約ができます。
年間では、6万円を節約できる計算になります。10年間では60万円の節約が可能です。
格安SIMのデメリット
格安SIMのデメリットだと考えられるものは以下のことが挙げられます。
- 最新のスマホは基本的に定価購入
- キャリアのサービスが使えない
- LINEのID検索ができない
- テザリングができない機種がある
- サポートが不十分
- 乗り換えた後、自分で初期設定が必要
以上が格安SIMのデメリットと考えられる項目です。
1つ1つ解説します。
最新のスマホは基本的に定価購入
最新のスマホは、大手キャリアに乗り換える場合、安く購入できるキャンペーンがあったりします。
しかし、格安SIMにはそういったものは基本的にほとんどなく、最新のスマホは定価で購入することになります。
稀にそういった安く購入できるキャンペーンは今後あるかもしれませんが、あまり聞きません。
キャリアのサービスが使えない
格安SIMの場合、キャリアのサービス、例えば、キャリアのメール(au、Softbank、docomoなどが携帯電話端末向けに提供する電子メールサービス)が使えません。
格安SIMに乗り換えたら、当然ですが、@ezweb.ne.jp、@softbank.ne.jp、@docomo.ne.jpなどのメールは使えません。
でも、これを読んでいる人にお聞きしたいのですが、キャリアのメールって使ってますか?
もう使っていない人がほとんどだと思います。
スマホならコミュニケーションのツールはメールではなく、LINEなどのアプリを使っている人がほとんどです。
フリーメールなら、GmailやYahoo!メールのアプリをスマホにインストールして、使っているでしょう。
スマホが登場してから、日常でキャリアメールがないといけない場面もほぼありません。
なので、キャリアメールが使えないことがデメリットだと感じる人はほぼいないでしょう。
キャリアサービスが使えないことによって、生じるデメリットは、あとは「ポイントが使えなくなること」があります。
dポイントやau WALLETポイントなどのキャリア独自のポイントはドコモやau回線と紐ついているため、乗り換えたタイミングでポイントが失効します。
よって、乗り換える際はポイントは使い切っておくのが鉄則です。
LINEのID検索ができない
格安SIMによっては、LINEのIDが検索できないことがあります。
ID検索を利用するには、契約キャリアでの年齢認証が必要です。
しかし、格安SIMではキャリアでの年齢認証ができない仕様になっています。
なので、LINEで連絡先交換しようとしても、LINEのID検索でお互い連絡先交換ができません。
とはいえ、LINEにはID検索の他に、QRコード、ふるふるといった連絡先交換の手段があるので、それを使えば問題はありません。
IDを伝えるだけで連絡先が交換できるのは、便利なことがあるので、ID検索ができないことはデメリットだと感じる人もいると思います。
格安SIMの中でもLINEモバイルはLINEのID検索が可能となっています。
実は、どの格安SIMでもLINE IDを検索できるようになる方法はあるのですが、キャリアはあまり推奨していない方法となるので、どうしても知りたい方は個別にご連絡ください。
テザリングができない機種がある
テザリングとは、スマホの通信回線を使って、パソコンやタブレット機器などの機器をインターネットに接続する機能のことです。
このテザリングができない機種があります。
このことについては乗り換え前に確認しておいた方が良いでしょう。
例えば、ドコモのAndroid端末では格安SIMを使ったテザリングが利用不可能となっています。
auの場合はAndroid端末ではテザリングができますが、iPhoneではテザリングができません。
テザリングを日常的に利用する人はあまりいないですが、テザリングもよく使うという人は、機種をよく考えて選ぶと良いでしょう。
サポートが不十分
格安SIMはサポートが不十分である傾向があります。
大手3社なら、ドコモショップ、ソフトバンクショップ、auショップという実店舗があり、そこに行けば、携帯電話に関するサポートを受けられます。
わからないことがあっても電話をかければ、各ショップの店員が対応してくれます。(プランによっては大手でも対応してくれないことがあります。)
格安SIMは、利用料が安いのが魅力ですが、安い理由は、できるだけコストを削減しているからです。
実店舗がなかったり(あっても全国に1店舗だけとか)、電話サポートが対応していなかったりします。
サポート対応している格安SIMもありますが、サポートが不十分な格安SIMもあるので、サポート内容が気になる人は確認しておきましょう。
実店舗で手取り足取りサポートしてほしいという人は、大手キャリアの方が良いかもしれません。
自分でできるか、もしくは、身近にスマホに詳しい人がいれば、キャリアのサポートは不要なので、格安SIMが良いでしょう。
乗り換えた後、自分で初期設定が必要
乗り換えた後、最初だけですが、自分で色々と初期設定をする必要があります。
大手キャリアの場合は、契約の時に設定をしてくれていますが、その設定を自分でしなければいけません。
例えば、APN設定が必要です。
APN設定とは、インターネットへの入り口となる、通信事業者への接続設定のことです。
SIMカードも自分で挿入することになります。
なんだか難しそうだと思う人もいるかもしれませんが、方法・手順は意外と簡単です。
APN設定やSIMカードの挿入の手順については、下記の記事で写真付きで解説しています。
-
【格安スマホ】SIMカードの挿入とAPNの設定手順を実演!
格安スマホに詳しい てぃかし です。 格安スマホ利用開始のお時間です。 以前に、SIMロック解除の手順を実演しましたが、今回はSIMカードの挿入と、APNの設定を実際にやっていきたいと思います。 以前 ...
続きを見る
格安SIMを選ぶポイント
これまでの内容(メリット・デメリット)を踏まえて、格安SIMを選ぶポイントについて解説します。
格安SIMを選ぶポイントは以下の通りです。
- 支払い方法(クレジットカード、デビットカード、口座振替)
- 開通するまでの期間
- 通信速度
1つ1つ解説します。
格安SIM料金の支払い方法
料金の支払い方法は、クレジットカード、デビットカード、口座振替などがありますが、自分の都合の良い支払い方法である方が良いですよね。
格安SIMは、クレジットカード支払いが多い傾向なので、クレジットカードがない人は要注意です。
クレジットカードがない人は、口座振替などに対応している格安SIMを選ぶか、クレジットカードを作りましょう。
下記のようなクレジットカードがあります。
アプラスG・O・Gカードは、会員特典として、スマホ、パソコンなどの機器のリモートサポートを最大50%引きで利用できます。
クレジットカードの審査が不安な方や、過去に審査NGになった方でも審査を受ける事が可能なクレジットカードです。
カードの発券率が非常に高いです。
格安SIMが開通するまでの期間
乗り換える際に通信ができなくなる期間が発生します。
どのくらいで開通できるかは、各MVNOに確認しましょう。
通常は、SIMカードが届いたら、すぐにウェブ上で回線切替手続きを行えるSIMも増えているので、通信できなくなって、周りに迷惑をかけるということはほとんどないと思います。
即日開通が可能か確認しておきましょう。
格安SIMの通信速度
格安SIMの回線では、大手通信キャリアから間借りした電波帯域を利用しています。
借りているので、大手通信キャリアと同じ回線を使っていることになります。
電波帯域は違いはないですが、環境によっては通信が悪くなるかもしれません。
通信速度については、格安SIM速度ランキングなどを参考にすると良いでしょう。
格安SIMがおすすめな人
以上の内容を踏まえると、格安SIMがおすすめな人は以下のような人となります。
- 月々のスマホ・携帯代を安くしたい
- メールアドレスはフリーメールアドレスで十分
- サポートはあまり必要ない
- デメリットを受け入れられる
格安SIMの会社・業者
例えば下記の格安SIMの会社・業者があります。
以上の格安SIMは個人的おすすめです。一番のおすすめはスターモバイルです。
使えるギガ数の割に安いです。ギガ単価は格安SIMの中で最も安いです。
以下の記事で各会社の1GB当たりの利用料について解説しています。
-
格安スマホのデータ大容量の最安はどこ?通信量1ギガ当たりの値段を会社で比較
今回はこのようなことを考えている人向けの記事です。 動画は、ギガ(通信量)をよく消費するので、外で動画を視聴するときは注意している人もいるでしょう。 僕は、動画が大好きで自宅ではもちろん、外でも時間さ ...
続きを見る
SIMロック解除ができた人はAPN設定を!
SIMロック解除の手続きが終わったら、次は、以下のことを行います。
- SIMカードの挿入
- APNの設定
これらの手順については下記の記事で実演しているので、そちらもご参考ください。
-
SIMロック解除のメリット&デメリットと解除手順・方法【格安スマホの乗り換え方】
携帯電話代を抑えるために、格安スマホ(格安SIM)に乗り換える人は増えてきていますが、 今回は、格安スマホに乗り換える時に発生する作業、SIMロック解除の手順を実際の写真をお見せしながら解説していきま ...
続きを見る
<動画版>
格安SIM取次の副業に興味のある方は下記の記事をご覧ください。
-
スマホマイスター検定は国家資格?総務省との関係と格安SIM副業の稼げる仕組みを調査
今回はこのような疑問を持っている人向けの記事です。 2021年に国は高齢者へのスマートフォンの使用方法などを教える講習会を全国で2000か所近くの場所で開くことを明らかにしました。 内閣府の調査では、 ...
続きを見る