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- Webエンジニアだけど、担当しているサイトのアクセス数を増やしたい。
- SEO対策意識してサイト作ってと言われたんだけど、何したらいい?
- エンジニアとしてSEO関連の仕事をしたい。
- 会社はSEOエンジニアには何を求めている?

今回はこのようなことを考えている人向けの記事です。

どうも!Webエンジニアとして企業のSEO対策も担当している てぃかし です!
「エンジニア」と「SEO」は関係ないと思う人もいるかもしれませんが、
Webサイトの運営を担当しているエンジニアなら、SEOは避けては通れないものです。
会社がWebサイトを運営している目的は、売上を上げるためです。
売上を上げるためには、サイトのアクセス数を増やさなければいけません。
アクセス数を増やすために、広告やSNSを使ってもいいですが、SEO対策を行い、サイトの検索順位を上げるのも1つの手段です。
SEO対策の方法は、大きく分けて下記の3つに分けられると言って良いでしょう。(あくまで個人的な分類です。)
- Webサイト内にコンテンツの質を高め、その量を増やす(また、それによって被リンクの増加を狙う)
- ユーザー(人)が使いやすいWebサイトを作る(UI/UXの向上)
- 検索エンジン(ロボット)に最適化されたWebサイトの構築
今回は、エンジニアが主に担当する部分である、3つ目の「検索エンジン(ロボット)に最適化されたWebサイトの構築」について解説します。
少しマニアックな話かもしれませんが、Webサイトを運営に携わっているエンジニアは知っておくべき内容です。
また、これからWebサイトを制作・構築・運営するデザイナーさんやエンジニアさんも知っておいた方が良い内容です。ぜひご参考ください。
SEO初心者向けにあえて、わかりやすい言葉で説明しますので、上級者の方はその点ご了承頂けたらと思います。
SEOとは何の略?
SEOとは、Search Engine Optimization(サーチ・エンジン・オプティマイゼーション)の略です。
日本語だと「検索エンジン最適化」です。
GoogleやYahoo!で検索をすると、サイトの一覧がずらっと並びますが、上に位置しているサイトほどアクセス数が多くなる傾向にあります。
冒頭でも書いたようにアクセス数が多くなると、売上も上がるので、企業、個人問わず、みんな検索上位を目指します。
検索上位に表示されるようにサイトを最適な状態にすることをSEO、検索エンジン最適化と言います。
SEO対策とは?初心者向けにわかりやすく解説
「SEO対策」という言葉をよく聞きますが、文字通り、SEO(検索エンジン最適化)のための対策のことです。
検索順位を上げるためには、サイトに何かを追加または、サイトの何かを変更、削除し、手を加える必要があります。
放っておいても検索順位は上がる場合はありますが、それは、「検索エンジンのクローラー(ロボット)に初めて認識されたとき」や「検索エンジンのアルゴリズムが変わったとき」くらいです。
基本的に検索順位を上げるにはSEO対策が必要です。
具体的には、
- コンテンツ(記事)をアップまたは修正をする(コンテンツSEO)
- 内部リンク設置(内部対策SEO)
- 外部リンク設置(外部対策SEO)
- ページ表示スピードの改善(テクニカルSEO)
- ユーザービリティの向上
などがあります。(ここで言う、内部リンクとは、自サイトから自サイトに繋がるリンクのことです。外部リンクとは、他のサイトから自サイトへ繋がるリンクのことです。)
SEO対策の方法は、様々な方法が考えられますが、正解はわかりません。なぜなら検索順位を決定するアルゴリズムは非公開だからです。
ただし、経験則やGoogleが発表している情報から、正解だと思われるSEO対策は講じることができます。
Googleはユーザーファーストを掲げているので、そういう意味でユーザーが良いと思うことが正解ということになりますが、一人一人のユーザーが何を考えているかは、はっきりしたことはわかりません。(ページ滞在時間などで大衆の心理は予想はできますが)
ちなみにGoogle が掲げる 10 の事実の1番最初に下記の言葉があります。
ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
WebエンジニアができるSEO対策
ということで、やっと本題。
Webエンジニアが行うべきSEO対策とはどんなものがあるのでしょう?
SEOには正解はないと書きましたが、エンジニアができるSEO対策は、明確です。
明確ですが、対策をしておかないと致命的になるものもあります。なので、対策というより、常識的にやっておくこともあります。
対策の例として下記のことが挙げられます。
- XMLサイトマップの作成(検索エンジンのロボット(クローラー)にページを認識させやすくする)
- meta descriptionタグに適切な文章を入れる(検索結果画面でのクリック率向上)
- canonical、alternateタグの設定(検索エンジンの評価の分散を防ぐ。Googleに適切にスマホサイトであることを伝える役割。)
- robots.txtを作成し、不要なページをクローラーに認識させないようにする(低品質なコンテンツを除外することでサイト全体の評価を上げる)
- 構造化データを設定する(検索結果画面でのクリック率向上)
- サイト内の画像の容量を圧縮する(ページ表示速度向上)
- Lazy Load(JavaScriptライブラリ)を使う(ページ表示速度向上)
- CSSファイルの読み込み数を減らす(ページ表示速度向上)
- WebページのCSSやJavaScriptファイルのサイズを小さくする(ページ表示速度向上)
- デザイン制作の段階で不要なWebフォントを削除(ページ表示速度向上)
- SSL化(サイトの信頼性向上)
など。
一般的に常識ベースで行われているもの、そして、僕が実際に実務で行っていることも列挙しました。
会社が求めるSEOエンジニアの知識と技術
上記の具体的なSEO対策の中で知らない単語があったかもしれませんが、エンジニアが意識すべきSEO対策はだいたいイメージできたと思います。
エンジニアとしてSEO対策をするときは、例えば、「XMLサイトマップ」とは何か?その作成方法などについての知識が必要となります。
どこに目をつけるべきなのか、またそれをどのように追加、編集、あるいは、削除をするのかについて知っておくべきです。
会社が求めるSEOエンジニアの知識と技術は、具体的には下記のようなことが挙げられます。(あくまで例であり、会社によって異なります。全て一人が行うわけではなく、分業している場合もあります。)
- SEO対策に関する知見(上記で紹介したような具体的なSEO対策の方法に関する知識、経験)
- 基本的なプログラミング技術(HTML、CSS、JavaScript、PHPなど)
- 検索エンジン最適化されたサイトの設計、構築、コーディングスキル
- CMS(WordPress)の知識
- Web解析ツールの知識(Google Analyticsなど)
- タグ管理ツールの知識(Google Tag Managerなど)
- Web広告タグの設置/運用技術
- SEO対策関連ツールの知識(検索順位チェックツールなど)
検索エンジン最適化されたサイトを構築することが仕事ですが、SEO対策は一度行ったら終わりというものではなく、効果検証をし、改善を繰り返して行うものです。
なので、SEO対策を行った後の結果を測るためのツールの使い方について知っておくべきです。
そして、その結果からどのようなSEO対策を行うべきか、行わないべきか、優先すべきことは何か、などを人的リソースを見ながら決定していくことも行います。
SEOエンジニアの求人内容例
では、SEO技術が必要とされるエンジニア、いわゆる、SEOエンジニアはどんな仕事内容か見てみましょう。(企業名等はわからないよう一部文言は変えています。)
【SEOエンジニア】正社員登用前提/リモート可
1つ目は、あるマッチングプラットフォームを運営している会社の求人内容の一部です。
【SEOエンジニア】正社員登用前提/リモート可
仕事内容:SEOに関わるITエンジニアリング業務全般を担当
必要な能力や経験:
- HTML/CSSの知識
- Python, Java, JavaScriptなどの何らかのプログラミング言語の経験
- SQL言語やRDBMSの利用経験
- SEOの知識・経験
想定年収:600万円~800万円
【デジタルマーケティングエンジニア】
2つ目は、ある求人メディアを運営している会社の求人内容の一部です。
【デジタルマーケティングエンジニア】求人メディア運営
仕事内容:SEOやデジタルマーケティングに関するテクニカルな施策の立案、実装、分析を担当
必要な能力や経験:
- Web解析ツールの業務利用経験(Google Analyticsなど)
- タグ管理ツールの業務利用経験(Google Tag Managerなど)
- Web広告タグの設置/運用経験
- Webサイト制作の経験
- SQL業務利用経験
想定年収:700万円~1,000万円
【WEBマーケター】デジタルマーケ施策実行・サイト改善
3つ目は、金融系の自社サイトを運営している会社の求人内容の一部です。
【WEBマーケター】デジタルマーケ施策実行・サイト改善
仕事内容:製品紹介ページの改善など、デジタルマーケティング施策の実行(SEOコンテンツの作成や改善など)
必要な能力や経験:
- マーケティングの業務経験またはITセールス・SEの経験
- Web制作(CMS、HTML、CSS)のスキル
- WebコンテンツのSEO対策やリライト経験
想定年収:460万円~570万円
SEOエンジニアと言っても業務範囲は様々
3つの求人例を紹介しましたが、SEOエンジニアと言っても求められている業務範囲は会社によって少し異なります。
エンジニアでないと施策実行が難しい業務を求められているケースもありますし、
効果検証系のツールの利用経験が求められているケースもあります。
コンテンツ制作、SEOライティングなどができればOKで、あとはHTML、CSSの知識が少しあれば問題ないという求人もあります。
エンジニアであれば、元々のエンジニアで培った知識や技術を活かせるポジションが今後のキャリアにとって良いと思います。
SEOエンジニア求人の探し方・応募方法
SEOエンジニア関連の求人は、単純ですが、求人サイトでSEO関連用語で検索をかけて探すことができます。
「SEO」「Google Analytics」「Webマーケ」「デジタルマーケ」は、それだけの単語では、かなりの多くの求人が表示されるので、検索の仕方はある程度工夫すると良いでしょう。
例えば、
- 「ITエンジニア」のカテゴリに絞った後に、「SEO」と検索してみる
- 「SEO エンジニア」で検索してみる
- 「SEO フルリモート」で検索してみる
など検索の仕方を変えながら探してみるのがおすすめです。
SEOエンジニアの求人を探すときの注意点
SEOエンジニアの求人を探す際の注意することは、「メインの業務がSEO対策に関する業務であるか、そうでないか」を見極めることです。
SEOエンジニアの求人を探していると、Webマーケティング関連の仕事が引っかかります。
Webマーケティング関連の仕事は、多岐に渡り、SEO対策の他に、Web広告運用の業務なども含まれていることがあります。(どちらかというとWeb広告運用の業務の方が求人が多い印象)
SEO対策の業務をしたいのに、実際はWeb広告運用の業務がメインであるとミスマッチとなるので、注意が必要です。
「Web広告の業務もSEO対策の業務も幅広く行いたい」「SEO対策の業務をメインにしたい」「Web広告業務の方をメインにしたい」など自分の目指すポジションをはっきりさせておくと良いです。
あと、クライアントに対してSEO対策のコンサルティングを行っているのか、自社サイトに対してSEO対策を行っているのか、も重要なポイントです。
求人サイトは、正社員、フリーランスで異なります。
正社員エンジニアのおすすめ転職エージェント
正社員で求人を探す人は、下記の求人サイトがおすすめです。
「エンジニア転職」100%自社内開発求人に強い転職エージェントです。
未経験からITエンジニアを目指したい方の特化型就職サポートしているエージェントです。
アーリーステージからレイターステージのスタートアップ企業まで、ご志向性に合わせた企業フェーズの案件をご紹介しているエージェントです。
フリーランスエンジニアのおすすめエージェント
フリーランスで案件を探す人は下記のサイトがおすすめです。
「フリーランス」と「正社員」の良いとこ取りをした働き方を実現する手厚い保障があるエージェントです。
フロントサイド、ゲーム系案件よりも、業務系案件に強みがあるエージェントです。
「トレンド技術を使える募集」や「新しいサービス開発の募集」が多いエージェントです。
上記、自分に合いそうな求人サイトに登録しておきましょう。
フリーランスの中では、MidWorksは保証も手厚く、人気でおすすめです。MidWorksについて詳しく知りたい方は下記の記事をご参考ください。
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SEOやWebマーケティングを勉強したいならスクールもある
SEOやWebマーケティングについて勉強したいならスクールで勉強するのもありです。
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その他のWebマーケティングスクールについては下記の記事でまとめているので、ご参考ください。
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