- 駆け出しエンジニアはなぜ気持ち悪いと言われる?
- 気持ち悪い駆け出しエンジニアにならないためには何を注意したらいい?
- 駆け出しエンジニアの生存率はどのくらい?
今回はこのような疑問を持っている人向けの記事です。
どうも!エンジニア歴5年、元駆け出しエンジニアの てぃかし です。
今回は、
- 駆け出しエンジニアが気持ち悪いと言われる理由
- 駆け出しエンジニアのつらい現実
- 駆け出しエンジニアの5年生存率
などについて解説します。
駆け出しエンジニアとは?
「駆け出しエンジニア」って言葉をよく耳にします。
特にTwitterをやっている人なら、見たことがあると思います。
正式な定義のようなものはありませんが、駆け出しエンジニアとは、文字通り、駆け出しのエンジニア、つまり、エンジニアになるために勉強をし始めたばかりの人のことです。
具体的には、実務経験がない、かつ、プログラミング学習を始めて1年程度未満の人だと思っていただけたらと思います。
Twitterでの「#駆け出しエンジニアと繋がりたい」とは
Twitterでは、「#駆け出しエンジニア」とか、「#駆け出しエンジニアと繋がりたい」といったハッシュタグをよく見かけます。
これらのハッシュタグを使う人は、2パターンです。
- 駆け出しエンジニア
- 駆け出しエンジニアの情報を発信している人
「駆け出しエンジニア同士で繋がっていたい」「同じ気持ちの人と繋がりたい」と思う駆け出しエンジニアがいます。
駆け出しエンジニアが知りたい情報やサービスを提供しているインフルエンサーもいます。
あなたが駆け出しエンジニアなら、同じ境遇の人と繋がることは、モチベーションを高める1つの要因になるでしょう。
「自分も勉強頑張らなきゃ」と思えるきっかけになります。
そう思える人は、「#駆け出しエンジニアと繋がりたい」というハッシュタグで横の繋がりを広げるのはおすすめです。
同じことに取り組んでいるので、今のリアルな情報を交換できるのもメリットです。
僕は、プログラミングスクールに通っていたので、現実で同じ境遇の人がいたので、色々助けられました。
情報交換もしましたし、同じ壁にぶち当たっていることに親近感も感じ、精神的に安定します。
でも、駆け出しエンジニアではない人も、これらのハッシュタグを使っています。よく考えてプラスになりそうならフォローしてみましょう。
ちなみに僕のエンジニア用のTwitterでは、駆け出しエンジニアに役立つ情報を発信しています。良かったらフォローしてください。
駆け出しエンジニアの2ch・掲示板の評判
駆け出しエンジニアがキラキラな良いことをTwitterなどでつぶやくもんですから、それに反応するように2chなどの掲示板では悪い評判が投稿されています。
- ちょっと勉強した未経験者が大量に応募してきて迷惑になる
- そもそも大学の情報系学部に行ってプログラミング勉強しとけよ
- インフルエンサーの言うことを鵜呑みにしてる
- HTML、CSSをプログラミング言語っていうな
- Qiitaにゴミ記事(レベルの低い技術記事)を量産するな
- ツイッターでイキってるやつは技術力ない
などなど、あえて悪い噂だけを一部改変して引用しました。
言いたいことはわかりますが、頑張っている人を馬鹿にしてるようにも取れるので、見てて良い気持ちはしないですね…。
ある掲示板に駆け出しエンジニアが試用期間で解雇になった話題があります。
それについては下記の記事で取り上げているので、興味のある人はご覧ください。
試用期間で解雇になった駆け出しエンジニアが掲示板で話題!>>
駆け出しエンジニアが「気持ち悪い・嫌い」と思われる理由(特徴)
さて、タイトルにも書いてある本題に入りますが、
これまで書いた通り、駆け出しエンジニアについて「気持ち悪い」「嫌いだ」と発信している人をSNSや掲示板で見かけます。
その理由(特徴)は、
- 初心者同士、馴れ合いをしてて気持ち悪い
- 誰でもエンジニアに簡単になれると勘違いしている
- やる気が続くかどうかまだわからない初学者なのに妙にイキっている
- プログラミングについてよく知らないけど、仕事内容にはこだわりがある
- 過去に挫折したから頑張っている人を見ると嫌な気持ちになる(嫉妬)
などが考えられます。(僕はそんなこと思っていませんよ。駆け出しエンジニアを応援しています。)
エンジニアの仕事にプライドを持っている人に「気持ち悪い」と思われることが多いです。
何年か経験を積んだエンジニアには、
「そう簡単に一人前のエンジニアにはなれない。舐めるな。」
って思う人もいるのです。
駆け出しエンジニアのNGフレーズ
駆け出しエンジニアの悪いイメージは、基本的に「エンジニア・プログラミングを舐めている」というものです。
逆に、エンジニア・プログラミングを舐めずに、謙虚に学習する姿勢があれば、好かれる駆け出しエンジニアになれるということです。
「こいつ舐めてるな」と思われるような発言は例えば、
- プログラミングをちょこっと勉強して月収100万円を目指します!
- プログラミングなんて誰でもできますよ!
- プログラミングスクール通えば開発の仕事なんて楽勝でしょ!
- フリーランスエンジニアになってフルリモートで仕事をしたい!
- エンジニアになれば副業がいっぱいできるぞ!
こんな感じです。
このような発言は、駆け出しエンジニアの時に言わない方が良いでしょう。
「舐めてる」「気持ち悪い」と思われます。(心の中で唱えるのは問題なし!)
ちなみに何度も言いますが僕はそんなことは思いませんよ。やる気があるのは良いことです。
「お前、エンジニア舐めすぎ」と怒られないための処世術・対策については下記の記事をご参考ください。
「エンジニア舐めすぎ」と怒られないための8つの処世術と5つの現実
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駆け出しエンジニアの炎上例と対策
駆け出しエンジニアが失言をして、炎上することがあります。
例えば、
「努力不足のためSES企業から」
というフレーズが有名です。
SESについてよく知らない人は下記記事をご参考ください。
SES企業の闇7選と良い所5選【契約の種類をエンジニアが解説】
前々からSESの闇については書きたいと思っていましたが、つい先日、ステハゲさんというYouTuberが「SES企業をやめました」という動画を出していました。 そこでこの記事を書くことを思いつきました( ...
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「努力不足のためSES企業から」というフレーズは実務未経験の女性がTwitterでツイートされ、炎上しました。
「エンジニア転職が決定したものの、努力不足のためSES企業からスタートになるので、今後も勉強してより良い条件の会社に転職できるように頑張ります。」
という内容です。
あなたはこれを読んでどう思いますか?
一般的な感覚なら「SES企業で働いている人に失礼」だと思うでしょう。
人の気持ちを考える感覚が欠落しているので、論外と思う方もいるかもしれません。
しかしながら、駆け出しエンジニアは業界にあまり詳しくなく、業界の中で働いた経験もないため、時に失礼な発言をしてしまうことがあります。
別に悪気はないのです。
失礼のないように(炎上しないように)するには、やはり勉強するしかありません。
勉強とは、プログラミングに限った話ではなく、エンジニアの業界についての勉強もすべきです。
IT業界にはどんな会社があって、どんなエンジニアがいて、どんな仕事があるのか、などなど。
もっと業界や仕事について興味を持って学び、時にはイベントなどに参加して、色んな人とコミュニケーションを取るべきです。
人と話すことで、業界の人の生の声を聞けるので、そこで何を言ったら失礼になるかも知ることができます。
エンジニアのイベントサイトについては下記の記事をご参考ください。
人気エンジニアイベントサイト・勉強会まとめ【2023年カレンダー】
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「努力不足でSES」の発言もSESの知り合いがいたら、出てこない発言です。SESの知り合いがいてそのような発言をする人は相当ヤバいでしょう。
ちなみにIT業界の会社の種類やエンジニアの種類については下記の記事をご参考ください。
自社開発・受託開発・SES企業の特徴を現役エンジニアが経験をもとに解説!
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駆け出しエンジニアの現実はつらい?
「駆け出しエンジニアの現実はつらい」と言う人もいます。
未経験からエンジニアを目指すのは、簡単ではありません。
このブログを読んでいる人にはエンジニアになるのを頑張ってほしいと思っていますが、あえて厳しいことも書かせていただきます。
エンジニアとして実務をスタートできるレベルになるまで、500時間〜1000時間の学習が必要とされています。
駆け出しエンジニアはこれまでプログラミングにほぼ触れたことがありませんから、実務に入っても半年はほぼ毎日勉強漬けになります。
大学の情報系学部でプログラミングを勉強していた人とも同じ土俵に立つわけですから、実務入る前と入った後の数ヶ月は勉強漬けになることは当然のことでしょう。
ただ、大変で、つらいこともありますが、難しいというわけではありません。
駆け出しエンジニアが転職するまでにかかる時間は少ない?
エンジニアになろうと思えば、多くの人はエンジニア転職が可能です。
東大に入れと言われたら、大変で、つらいし、しかも合格するのも難しいです。狭き門で、不合格もしくは受験すらできない人の方が多いです。
対して、エンジニア転職は、東大ほど難しくはないです。そりゃ比較対象がおかしいって意見もあると思いますが、それは確実に言えることです。
ちなみに東進ハイスクールから出ているデータでは、難関大学現役合格者の高校3年間の総学習時間は、4218時間となっています。
この数値は、学校の通常の授業以外の勉強時間なので、学校の授業を合わせると倍くらいになるのではないかと思います。
つらいかどうかは人の主観で決まることですが、この数値と比較するとエンジニアになるのは比較的簡単だと言えます。
しかし、エンジニアになるのがゴールではなく、就職後も勉強は必要なので、学習スタートから1年間でプログラミングに費やす時間(仕事を含む)は、難関大学受験生の1年間の勉強時間(学校の授業を含む)と同じくらいになるかと思います。
エンジニアになるまでの勉強時間については下記の記事もご参考ください。
長い道のり?未経験からエンジニア転職までのプログラミング勉強時間
広告 この記事を読めば、下記の内容がわかります。 未経験から転職活動スタートまでのプログラミングの勉強時間とやること 転職活動スタートから内定までの活動時間とやること 内定後から入社までの勉強時間とや ...
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駆け出しエンジニア5年生存率を予想してみた
駆け出しエンジニア5年の生存率を勝手に予想してみました。僕の独断と偏見ですが。
まず1年目の生存率は、およそ40%と予想します。
その理由は、
独学を選ぶ人が50%、スクールで学ぶことを選ぶ人が50%で分かれるとします。
独学の挫折率を90%、スクールに通った場合の挫折率を10%、
転職活動での挫折率を10%、
転職したけど、3ヶ月以内で挫折(退職)する人を10%とした場合、
これらを計算すると、計算上、40.5%が挫折せずに生存することになるからです。
2年目の生存率は、35%
3年目の生存率は、33%
4年目の生存率は、31%
5年目の生存率は、30%
ざっくりこんな感じだと予想します。
僕の経験上、1年目を乗り越えたら挫折することは少なくなると感じます。
業界から退場する理由は、
- 精神的に病む
- 他の仕事をしたくなったから
くらいでしょう。
極めてイレギュラーな場合だと思うので、1年超えてから5年まではそこまで脱落者は出ないと思います。
1年目で挫折する話はよく聞きますが、2年目以降で挫折する理由はあまりないんですよね。
というか、そもそも独学を選ぶ人は、その時点で本気度が低いです。
なので、スクールを選んだ人だけで生存率を算出すると、1年目の生存率はおよそ73%となります。
スクール勢の5年生存率は60〜70%程度になるかと思います。
対して、独学勢の5年生存率は7%程度になるかと思います。
スクール勢はお金をかけてて本気度もあり、加えてメンターなどのサポート環境も整っているので、やはり生存率は高くなります。
あくまで独断と偏見の計算なので、「どの場面でどのくらい挫折するのか」を参考にしていただけたらと思います。
どの場面で挫折するかをもっと詳しく知りたい人は、下記の「駆け出しエンジニアの挫折あるある」の記事もご参考ください。
駆け出しエンジニアの挫折&末路あるある15選・対策と勉強方法
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ということで今回は、駆け出しエンジニアが気持ち悪いと言われる理由や駆け出しエンジニアの生存率についてお伝えしました。
駆け出しエンジニアの人は、エンジニアになるためのロードマップの記事もご参考ください。
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今回はこのような疑問をお持ちの方に向けた記事です。 僕は、新卒で塾講師をしていた過去があり、当時、肉体的にも負担のある講師の仕事を続けていくことに不安を感じていました。 また、塾業界自体、勤務時間の割 ...
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