- ブラック企業って例えばどんなところだろう?
- ホワイト企業と比べると何が違う?
- 今働いている環境は普通なのだろうか…
今回はこのような疑問を持っている人向けの記事です。
どうも!44日間休みなく働き続けたことのある、てぃかし です。
僕は過去に誰がどうみてもブラック企業だと思う会社で働いていました。
毎日10時間以上の労働。サービス残業は当たり前。深夜1時まで本社で会議。休みは月に4日あれば良い方だけど、その休みも仕事に向けて準備が必要…
そんな日々を過ごしていたことがあります。
そんな日々を過ごしていた会社は、僕が新卒で入社した会社でした。
初めて会社で働く時期は、社会のことを何もわかっていませんでした。
「とにかくやりがいがある仕事ができればOK」
そう思っていました。
でも、現実は違います。
しっかりとワークライフバランスも整った会社で働かないと、身体や精神を壊してしまいます。
自分が今、入社しようとしている会社、今いる会社はブラック企業なのか、ホワイト企業なのか、悩んでいる人は特に読んでいただきたいです。
ということで、今回は、ブラック企業とホワイト企業の違いについて取り上げます。
【ブラック&ホワイト企業の違い①】年間休日120日以上 or 未満
休日は、社会人にとってかなり貴重なものです。
学生時代の僕は、それを全然わかってなくて、新卒1年目は辛い思いをしました。
学生の時は、土日祝はもちろん、夏休み、冬休み、春休みまであり、年間では150日ほどは休日があるのではないでしょうか。
なので、学生の時は休日のありがたみをあまり実感していない人もいます。(それが僕でした。)
社会人は一般的に休日は、土日祝、ゴールデンウィーク、お盆、年末年始が休みです。年間では、120日ほどの休日になります。自分の中の休日1日の価値が上がります。
年間120日未満の会社は、要注意です。
例えば、「月に1回土曜出勤がある」「祝日は出勤(振替もなし)」「基本的に週一しか休めない」といった会社は、年間休日120日を下回ります。
土日が働きどきのサービス業なんかは、年間休日100日程度といったところが多いです。
ホワイト度が高い企業の場合は、「年間休日130日」だったり、「バースデー休暇」など、ユニークな特別休暇が用意されていたり、テンションが上がる制度があります。
ということで、この年間休日が120日以上であるか、未満であるかは、ブラック企業であるか、ホワイト企業であるかの1つの目安となります。
【ブラック&ホワイト企業の違い②】休日中の社員への配慮(休暇の捉え方)
「休暇」といっても、それぞれの会社で重要度や捉え方が異なります。
休むことは悪だとしている会社もあれば、休むことは働く上で非常に重要なことであると認識している会社もあります。
有給休暇を取ると言っても嫌な顔をされる会社もあれば、有給休暇を取らないと怒る会社もあります。
いずれにしても、後者の方が良い会社だと僕は思います。
休暇は、仕事を続ける上で重要なことだし、社員皆平等に取るべきです。
今、あなたが在職中であれば、社内で休暇はどれだけ大事にされているかはだいたいわかっていると思いますが、具体的な判断基準の一つとしては、休日中の社員に連絡する基準がどうなっているかを考えてみると良いでしょう。
ちょっとしたことでも、休日中に自分の携帯電話に電話をしてくる会社であれば、ブラック度は高いでしょう。週明けの対応でも問題ないことでも会社に呼び出されるなんてことがあれば、危険です。
逆に、よほど緊急事態でない限りは、休日中の社員には連絡をしないという会社であれば、ホワイト度が高いでしょう。
良い会社は、お休み中の社員に連絡をする時、配慮が必ずあります。
【ブラック&ホワイト企業の違い③】労働時間8時間以上 or 未満
ブラック度が高い企業は、労働時間が長いです。
一般的な会社なら、労働時間は8時間です。(間に休憩が1時間あり、拘束時間は9時間。)
しかし、労働時間が8.5時間や9時間といった会社も存在します。
その一方で、労働時間が7.5時間、7時間といった会社も存在します。
月の労働時間が160時間ほどに調整されているなら、1日の労働時間が少々長くても問題はないと感じます。
「月に160時間」というのも1つの目安です。普通のサラリーマンはそれくらい働きます。残業を含めると月に170〜180時間程度が現実的ですね。
この範囲を超えていたら、ブラック度は高いですし、これくらい、もしくはこれより少ない労働時間なら労働時間いおいてはホワイト度が高いと言えるでしょう。
【ブラック&ホワイト企業の違い④】残業時間の扱い方
残業時間が長い会社は、ブラック度が高いというのは言うまでもないでしょう。
残業時間の長さの他に注意すべきことは、下記のようなことです。
- みなし残業の時間の長さ
- 残業時間の記録有無
- サービス残業の有無
みなし残業とは給料の中にあらかじめ一定の時間分の残業代を含ませておく制度のことです。
例えば、みなし残業の時間が「20時間」と設定されていた場合、月の残業時間が20時間だったとしても、追加で残業代を頂くことはありません。
すでに給料に20時間分の残業代が含まれているからです。
このみなし残業の時間設定が長くなるほど、ブラック度が増します。ちなみに僕はみなし残業の時間が45時間の会社で働いていたことがあります。その会社では月に45時間超えず、30時間くらいの残業でしたので、残業代を追加でもらうことはなかったです。あらかじめ含まれているとはいえ、なんか損した気分になります。
また、残業時間の記録、サービス残業有無もチェックポイントです。
残業時間を記録していない会社はほとんどないと思いますが、もしあればヤバイ会社です。
後で残業代を請求したくてもできないです。
サービス残業は、無いのが当たり前ですが、僕は新卒時代、サービス残業をしていました。おそらく残業代をもらっていれば結構な額にはなっていたと思います。タダ働きさせる会社は悪です。注意しましょう。
【ブラック&ホワイト企業の違い⑤】出勤時刻と退勤時刻
出勤時刻、退勤時刻についてもブラック企業とホワイト企業では考え方が違います。
ホワイト企業は考え方が柔軟ですから、出勤時刻は何時でも良いというところがあります。
いわゆる「フレックスタイム制」ですね。
例えば、朝は9時〜12時の間ならいつでも出勤してもOKといった会社があります。遅く出勤したら、その分退勤時刻は後ろにずれますが、
「絶対この時間に会社に着いておかないといけない」
という状況は結構ストレスです。僕は結構ストレスを感じます。
それがなくなるだけでも日常のプレッシャーから解放されます。
また、ホワイト度が高い企業は、良い意味で時間に厳しくて、定時の時間に帰る人が「良い」という風潮があります。
逆に、ブラック度が高い企業は、悪い意味で時間にルーズで、定時の時間に帰る人が「悪い」という風潮があります。
普通に考えて、定時に帰っても何も言われない方が良いですよね。
「え?まだ定時だよ?帰るの?何か用事?」のように聞かれるのは苦手です。
【ブラック&ホワイト企業の違い⑥】ノルマの考え方
ブラック企業の社員は、みなさん、余裕がありません。
ノルマがあって、達成が難しくても誰も助けてくれません。
対して、ホワイト企業の社員は、みなさん、余裕があります。心優しい人が多いです。
なので、ノルマ達成に悩んでいても手を差し伸べて、業務を分担してチームみんなで達成しようという風潮があります。
極端なことを書きましたが、ブラック企業の社員が全員悪いというわけではありません。そういう傾向にあるということです。
【ブラック&ホワイト企業の違い⑦】退職する時の対応
退職する時の対応でも良い企業なのか、悪い企業なのかがわかります。
悪い企業だと、退職の意は、最初は上司に伝えますが、まともに対応してくれず、挙げ句の果てに人格否定されることもあります。
「お前なんか他に転職しても何もできない」「つべこべ言わず考え直せ」「根性なしが」などといったことを言われる人もいます。
良い企業は、少し残念な気持ちを表しますが、しっかりと話した上で、最終的には、応援してくれます。
僕は悪いパターン、良いパターン両方経験しました。やっぱり、いくらその人のためと思っていたとしても、人格を否定するのは人としてやってはいけないです。
社員が気持ちよく辞めれる会社は素晴らしいと思います。
【ブラック&ホワイト企業の違い⑧】スキルアップできる or できない
スキルアップができる仕事をやらせてもらえるか、もらえないかは自身のキャリアを構築する上で大事なことです。
誰でもできるような単純作業を延々と長期間させられる職場は、社員の将来を考えると良くないです。
お金がもらえるだけありがたいと思う人もいるかもしれませんが、時間=命です。
組織なので、そのような単純作業があるのは仕方ないですが、色んなことに挑戦させてくれる企業の方が良いです。
成長できる仕事を無理のない範囲でどんどん与えてくれる。そういう会社はホワイトな企業と言えるでしょう。
まとめ
ということで、今回は、ブラック企業とホワイト企業の違いについて取り上げました。
このように対照的に比較すると、ブラック企業で働くべきではないと感じますよね。
自分の身体や心も大事ですし、スキルやキャリアにも関わってきます。
ブラック企業であれば、少しでも早く転職を考えましょう。
もし、パワハラなどを受けていて、退職することがなかなか言い出せないという人は、退職代行サービスを使うのもありです。
退職代行サービスについては、下記の記事で解説しているので、ご参考ください。
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これ読んでいる人が少しでも良い人生に向かうことを願っております。
ブラック企業の特徴については、他の記事でも詳しく取り上げています。下記に貼っておくのでそちらの方もぜひご参考ください。
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本記事の内容は、YouTubeで「あるある」として演じました。お時間ある人はぜひご覧ください。