今、就活中だけど、会社はどこをみて選んだらいい?
ブラック企業だけは避けたい。
ブラック企業の特徴、見分ける方法を知りたい。
今回はそんなことを考えている人向けの記事です。
てぃかしです。
今回はブラック企業の特徴について書いていきたいと思います。
僕自身、転職を経験したり、ブラック企業と言われるようなところで働いていたこともあります。
その経験を生かし、今回ブラック企業の特徴についてまとめました。
この記事を書く前にブラック企業の特徴を考えていたのですが、思いのほか、いっぱい出てきました。20個出てきました。
なので、10個ずつに分けて2部構成でお送りしていきたいと思います。
1部が、「入社前に気づけるブラック企業の特徴10個」です。
2部は、「入社後に分かるブラック企業の特徴10個」ということで話をしていきます。
第2部は下記の記事です。
入社後にチェック!ブラック企業・いい加減な会社の特徴10選
広告 どうも、ブラック企業のような会社で働いた経験のある、てぃかし です。 前回は「ブラック企業を入社前に見抜くための特徴を10個」について下記の記事を書きましたが、今回は「入社後に分かるブラック企業 ...
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今回は「入社前に気づけるブラック企業の特徴」という話をしていきたいと思います。内容は下記の目次の通りです。
ブラック企業の特徴①年間休日は119日以下
1つ目は、年間休日が119日以下。
これは求人票を見たら分かります。たいていの場合、書いてあります。
「年間休日120日」などの記載があります。
だいたい年間休日は120日となります。土日、祝日、年末年始など、普通の休みを合わせたら年間休日120日になります。
もしくはそれ以上になります。それ以下の会社のはブラック企業である可能性が高くなります。
僕は、学習塾の業界で働いていました。塾の業界は休日は少なめです。だいたい年間休日100日ぐらいです。
ですが、僕はその中でも結構辛い年間休日が100日を切るような企業で働いてました。
中にはもっとひどい人がいまして、年間休日50日ぐらいしかないっという人もいました。
もうそこまでいくとブラック中のブラックだと思います。
そんな企業もあるので、年間休日が119日以下のところは気を付けた方がいいでしょう。個人的には110日以上ならOKだと思います。それ以下の日数の会社で働くなら、それなりの覚悟を持って入社しましょう。
ブラック企業の特徴② 労働時間が8.5時間以上
2つ目は、労働時間が8.5時間以上。
これも求人票を見たら分かります。労働時間が書いてあります。労働時間は普通、8時間です。
普通の企業であれば、9時間の拘束で、その中に1時間休憩があって、8時間労働が普通なのです。
なのにもかかわらず、8.5時間以上が労働時間の企業があります。これはブラックである可能性があります。
逆に労働時間が7.5時間、7時間とかいう会社もあります。
こういった会社はホワイト企業である可能性が高いと思います。
ブラック企業の特徴③ みなし残業が長い
3つ目は、みなし残業が長く設定されている会社。
みなし残業とは賃金や手当の中にあらかじめ一定時間分の残業代を含ませておく制度のことです。
例えば、みなし残業30時間という設定をされていたら、月間残業を30時間しても残業代は出ません。
30時間を超えた分だけ残業代が支給されます。このみなし残業が長く設定されていれば危険です。
僕の過去に働いていた企業では、みなし残業が45時間という所がありました。
残業で45時間働いても、一銭も出ません。45時間分の残業は、元から給料に含まれている形となっています。
管理上、1分でも残業したら、残業が出るというルールにしていたら結構大変なので、みなし残業の制度を取り入れてる会社がほとんどです。
だいたいみなし残業は20時間ほどで設定しているところが多いです。
個人的に、みなし残業20時間ぐらいまでが、アリかなと思います。
それ以上長く設定している会社はちょっと危険だと思ったほうがいいです。
過去に電通の高橋まつりさんの過酷な残業について記事を書いています。この例は異常過ぎますが、残業時間は仕事を続ける上でかなり重要なことです。
電通社員の過労死した高橋まつりさんのブラックな労働環境と残業時間
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ブラック企業の特徴④ 内定がすぐに出る
4つ目、内定がすぐに出る会社。
これも危険だと思ったほうがいいです。
内定がすぐに出るということは、とにかく人を採用したいということです。
ということは、それだけ辞めていく人も多いわけです。
なぜ辞めるのかというと、環境が辛いから、ブラックだからです。
そういうことが考えられるので、内定がすぐに出る会社は危険です。
ただ、例外はあります。
採用コストを抑えたいから内定をすぐに出すという会社もあります。そこは見極めが大事です。
ブラック企業の特徴⑤ 常に人材募集している
5つ目は、常に人材募集をしている会社。
先ほどの内定がすぐに出るパターンと少し関係していますが、常に募集しているところも危険です。
なぜかというと、人がどんどん辞めていくので、常に募集しないといけない状態になっているからです。
しかし、これも例外はあります。
例えば成長している企業である場合。
成長している企業だったら、それだけ人材を確保しないといけないので、常に人を募集していかないといけないですよね。
上場間近の会社などは、採用でどんどん人を入れていかないといけません。
そのような成長している会社は常に募集してても問題ないです。
でも、そんなに成長しているわけでもないのに、なぜか常に募集している会社は危険だと思ってください。
ブラック企業の特徴⑥ 募集ページに情熱を感じる言葉が多い
6つ目、募集ページに情熱を感じる言葉が多い会社。
抽象的なフレーズ、例えば、
- 素直
- 根性
- やる気のある人
- 努力を惜しまない人
など、そういうフレーズがある募集ページは気をつけたほうがいいです。
特に「素直」は危険です。
素直っていう言葉の裏には、「多少ひどい環境でもちゃんと素直に働いているくれる人」など、裏のメッセージが隠れていますから。
それはちゃんと察知すべきだと思います。
もちろん、素直な人を募集していても、ブラックではない会社もあると思いますが、そこは見極めが大事です。
ブラック企業の特徴⑦ 理念や社長のメッセージが胡散臭い
7つ目は、理念や社長のメッセージが胡散臭い。
ちょっと失礼な話ですが、胡散臭いと思ったら、気をつけたほうがいいです。
例えば、宗教っぽいとか、一般的に使わない造語がそのホームページで使われていたりとか…危険です。
なぜ危険かというと、そういった造語を使ってる会社は閉鎖的な可能性が高いからです。
閉鎖的だと、社員を洗脳しやすいのです。
洗脳することはブラック企業の常套手段ですから、そこは気を付けた方がいいです。
ブラック企業の特徴⑧ 未経験でも出来る仕事なのに給料が高い
8つ目は、未経験でも出来る仕事なのに給料が高い。
未経験可能なのに、「年収1000万を目指せる」とか、嘘のような求人をたまに見かけますが、そういうところは気をつけたほうがいいです。
なぜ、そんなに給料が高いのかというと、1つ考えられるのが、ノルマが高いからです。
誰でも簡単になれるということではないんです。「年収1000万円を出します」ではなく、「年収1000万円を目指せる」だったり…。
このような勘違いを生むような罠は社会にはたくさんあります。お気をつけください。
なので、専門性がない仕事内容なのに給料が高いのはちょっと疑った方がいいと思います。
ブラック企業の特徴⑨ 給料が安すぎる
9つ目は、給料が安すぎる。
給料が安い会社は気をつけたほうがいいです。
都会、都心であれば手取り月20万円が最低ラインです。それ未満は危険です。
月給20万円というラインを下回ったら、結構やばい会社だなと思った方がいいです。
たとえ、未経験であったとしても都会であれば20万円以上にはなると思います。
年収ベースで言うと300万円ですね。年収が300万円未満になってしまう会社も気をつけた方がいいです。
ブラック企業の特徴⑩ ネットの評判が悪すぎる
10個目、ネットの評判が悪すぎる。
ネットの評判にはあまり左右されてはいけないと思いますが、やっぱりネットの評判も気にしたほうがいいです。
例えば、会社名で検索しようとしたら、検索候補に「●●会社 ブラック企業」など出てきたりするとそれは危険です。
参考にするものとしては、口コミサイトなど色々あります。
厚生労働省のブラック企業リストというものがあるので、そういったものも参考にするのも良いと思います。
もちろん、そのリストに載ってたらもうアウトです。
【番外編】実際に体験したブラック企業の話
ということで、入社前に気づけるブラック企業の特徴を10個話しましたが、僕が経験したブラック企業がどんな特徴があったか参考として書いておきます。
全員が経営者として扱う
全員経営者として扱う。
これ、なんか聞こえがいいですよね。
全員が経営者、全員で経営を考えていこうみたいな結束を感じますけど、実はその裏には、
「あなた経営者なんだからいっぱい働いてくださいね」
っていうメッセージがこめられてるんです。
実際、すごい働かされる会社でした。
社長の考え方が世の中に反している
社長の考え方が世の中に反している。
これはあまり例がないと思いますが、僕が経験したのは、社長が一夫多妻制を推奨している会社です。
一夫多妻制は、日本では許されていません。そういったことを社長として公言していました。
どういう恋愛感とか、どういう思想かというのは個人の自由ですけど、それを社長として公言するのはダメだと思います。
なので、そういう会社もブラックであると思います。
今回ブラック企業を入社前に見抜くためのポイントを書きました。
次回は、入社後に分かるブラック企業の特徴について書いていきたいと思います。
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