未経験からエンジニア転職経験のある、てぃかし です。
今回は、僕がエンジニア転職の面接の時によくされた質問10個とその回答例について書いていきます。
この質問10個の中には、エンジニアでなくてもされるような質問もありますが、ピックアップしている質問はエンジニアとしての回答が必要とされるものです。
未経験者がよくされる質問も含まれていますので、未経験者の人も、経験者の人も、是非参考にしてください。
採用面接に進む過程
さて、よくされる質問10項目を紹介していきますが、前提として、面接に行くまでの過程をお伝えしておきます。
まず、面接をしようと思ったら、基本的にエージェントに登録します。
エージェントに登録したら、次はエージェントと面談をします。
その上で履歴書、職務経歴書を作って、エージェントを通して応募をします。
そして書類審査が通ったら面接に行く。
という流れになります。
今回は、その面接でよくされる質問10項とその回答例を話していきます。
エンジニアの面接までにすべきことについては下記の記事をご参考ください。
未経験ITエンジニア転職・就職活動の面接までにやることと応募のコツ【エンジニアロードマップ③】
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エンジニア面接質問①「どのようなことを勉強してきましたか?」
まず1つ目。
【どのようなことを勉強、経験してきましたか?】
この質問の意図は、
勉強意欲があるか?どれだけの技術があるか?
実践に近い学習をちゃんとしているか?
です。
この質問に対しての回答方針としては、何を勉強してきたかを具体的に話すことです。
また、前職でエンジニアとしてのアピールができることがあれば、それをアピールすること。
間違っても、「プロゲートを3周しました!」とか、それだけ回答するのはやめておきましょう。
回答例としてはこんな感じです。
「前職では、●●システムの開発、運用などを行ってきました。
独学でHTML、CSS、JavaScript、Rubi on Railsを学び、ショッピングサイトを構築しました。
独学にかけた時間は、毎日平均4時間、合計500時間です。
ショッピングサイトは200時間ほどで作成しました。」
※あくまで例です。自分なりに勉強したことなどを具体的に伝えましょう。
エンジニア転職までにすべき勉強内容や勉強時間については下記の記事をご参考ください。
長い道のり?未経験からエンジニア転職までのプログラミング勉強時間
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エンジニア面接質問②「なぜエンジニアになろうと思った?」
では、続いて2つ目。
【なぜエンジニアになろうと思うのか?なぜ転職するのか?】
この質問は、
エンジニアの仕事をちゃんと理解しているか?
仕事を続けていくちゃんとした目的があるか?
同じ理由で辞めないか?
といったことを確認する意図があります。
この質問の回答方針としては、他の職種にも当てはまるようなことは言わずに、エンジニアでしか実現できない理由を言うようにしましょう。
よくない理由としては、「上司と合わないから」とか、どこの会社でも起こり得るような理由を言うことはやめましょう。
回答例としてはこんな感じです。
「前職で顧客管理のシステムを使っているうちに、システムの仕組みに興味を持つようになったからです。
実際にプログラミングを学ぶことも、アプリを作ることもやってみて楽しいと思えたので、アプリを作ることを仕事にして、世の中に価値を提供したいと思うようになりました。」
※あくまで例です。自分なりのエピソード、きっかけなどを具体的に伝えましょう
エンジニア面接質問③「なぜそのアプリを作ったか?」
では続いて3つ目。
【なぜそのアプリ、ポートフォリオを作ったか?】
この質問の意図は、
ターゲットまでちゃんと意識してアプリを作れているか?
プログラミングスクールなどの課題を作っただけで終わってないか?
ということを確認するために聞いています。
この質問に対する回答方針は、「課題で出されたから」という回答はもちろんNGです。
そのアプリ、そのポートフォリオは誰のためのサービスで、何の役に立つサービスなのかというのを具体的に説明するようにしましょう。
回答例としてはこんな感じです。
「料理が趣味なのですが、いつも同じような料理を作ってしまうので、いろんな人のレシピが日々更新されるサイトを作ったら役に立つだろうと思い、作りました。」
※あくまで例です。自分なりのエピソード、きっかけなどを具体的に伝えましょう。
エンジニア面接質問④「ポートフォリオの工夫点は?」
続いて4つ目。
【ポートフォリオの工夫点は?】
この質問の意図としては、
課題を作っただけで終わっていないか?
主体的に考えてそれを形にする意欲はあるのか?
というところを確認しています。
この質問に対する回答方針としては、工夫したところでどんなことが実現されるかを具体的に伝える、ということです。
回答例としてはこんな感じです。
「見てほしいコンテンツを上部に配置し、下にスクロールしたときもそのコンテンツが追随するようにposition:fixedを使いました。」
※あくまで例です。自分なりの工夫点を具体的に伝えましょう。
ポートフォリオで他の転職者と差をつけるポイントについては下記の記事をご参考ください。
30代・40代の未経験エンジニア転職の方法と条件は?|ポートフォリオで年齢のハンデを埋めるには
今回は、エンジニア未経験の30代・40代の人がエンジニア転職をする方法と条件、そしてポートフォリオのポイントについてお伝えします。 30代・40代に向けて書きますが、20代の方も参考になる内容ですので ...
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エンジニア面接質問⑤「最近興味のある技術は?」
では続いて5つ目。
【最近興味のある技術は何ですか?】
この質問の意図は、単純に技術の話が好きかどうかを聞いているというところなんですが、
新しいことにもチャレンジする気持ちがある人か?
情報収集を普段からちゃんとできている人なのか?
ということを確認するための質問でもあります。
この質問の回答方針としては、何か一つ回答するものを用意しておきましょう。
回答例としてはこんな感じです。
「PHPがバージョンアップしたので、最新のバーションの文献を読んでいます。
変数に複数の型を持たせる「ユニオン型」など、いくつかの新機能も追加されているので、実際にコードを記述して挙動を確かめたりしています。」
※あくまで例です。自分が興味のある技術について調べておきましょう。
エンジニア面接質問⑥「将来どのようなエンジニアになりたい?」
続いて6つ目。
【将来の計画はありますか?どのようなエンジニアになりたいですか?】
この質問は入社後のキャリアプランを聞いてるのではなくて、エンジニアとして何を実現したいのかを聞きたい時にされる質問です。
また、エンジニアとして働くことに誇りを持っているかどうかを確認する意図もあります。
この質問の回答方針としては、エンジニアのゴールを何に置いているのかを具体的に伝えるようにしましょう。
客観的に「どんなエンジニアに見られたいか」をイメージすると伝わりやすいです。
この質問でよくしてしまいがちな話としては、「フリーランスになりたい」という内容ですが、極力そういった話はしない方がいいです。
この質問に対する回答例はこんな感じです。
「1年後には、フルスタックエンジニアとして幅広い分野をカバーできるエンジニアになりたいです。
設計・コーディング・インフラ周りの設定など、様々な業務に携わる経験をして、3年後にはプロジェクトマネージャーになれるよう頑張りたいです。」
※あくまで例です。自分が描く将来を具体的に伝え、やる気をアピールしましょう。
そもそもどんなエンジニアがいるのかよく知らない人は、下記のエンジニアの職種について記事をご参考ください。
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エンジニア面接質問⑦「なぜこのタイミングで転職するのか?」
では続いて7つ目。
【なぜこのタイミングで転職をするのか?】
この質問の意図としては、
計画性がちゃんとあるのか?
目標はあるのか?
今までの質問で矛盾はないのか?
というところを確認されています。
この質問の回答方針としては、ネガティブな回答は避けること、計画性のある回答を意識するということですね。
回答例はこんな感じです。
「プロジェクトが落ち着き、引き継ぎの目処も立ったことと、自分でプログラミング学習を継続してみて、仕事をしていけるイメージができたからです。」
※あくまで例です。自分の状況に応じて回答しましょう。
エンジニア面接質問⑧「なぜ当社なのか?」
続いて、8つ目。
【なぜ当社なのか?】
この質問の意図としては、
ちゃんと会社の理念や事業内容を理解して応募してきてくれているか?
ということを確認されています。
会社の商品をちゃんと理解して働いてくれるか?
というところですね。
この質問は、エンジニアのモチベーションに関わってくるのでかなり重要です。
よく分からない商品を提供するためにシステムを作ることは、エンジニアにとって辛いです。
ただプログラムを組んでるだけで楽しいっていう人もいますが、何のためにプログラムを組んでいるのか、をちゃんと分かっていないと仕事を続けるのは厳しいです。
なので、この問いにしっかり答えられるかどうかでちゃんと継続して働いてくれるかがわかります。
この質問に対する回答方針としては、会社のホームページをちゃんとチェックして、共感したところを話せるようにしておく。
さらに他社ではいけない理由もちゃんと話せるようにしておくというところですね。
回答例はこんな感じです。
「御社の●●のサービスは、顧客の××という悩みをしっかり解決できると思います。
私も××の悩みがあり、御社のサービスを知った時はこれだ!と思いました。
そしてそれに加えて、御社の開発言語はRubyということもあり、私が今まで勉強してきた知識も生かせると思ったからです。」
※あくまで例です。その会社ならではの内容を話しましょう。
この辺りの質問は、エンジニアじゃなくてもされる質問です。基本的な面接対策については下記の記事をご参考ください。
転職の面接対策・準備すべき7つ〜自己PR、転職・志望理由、将来像の伝え方〜
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エンジニア面接質問⑨「どのような会社を受けていますか?」
続いて9つ目。
【どういう会社を受けていますか?】
この質問の意図としては、
自分の会社は本当に対象範囲か?
今までの話と矛盾はないか?
社風がちゃんとマッチするか?
というところを確認されています。
この質問の回答方針としては、先ほど質問8で話した内容を軸にして、その内容と矛盾しないような企業を受けているということを伝えると良いと思います。
回答例としてはこんな感じです。
「開発言語がRubyかPHPの企業で、自社でサービスを展開している企業を中心に受けています。」
※あくまで例です。矛盾に注意して答えましょう。
エンジニア面接質問⑩「何か質問はありますか?」
10個目。
【何か質問はありますか?】
これは必ずされる質問です。ちゃんと準備しておきましょう。
この質問の意図としては、
当社に本当に興味があるのか?
他に聞きたいことはないのか?
というところを確認されています。
回答方針としては、必ず1つ質問すること。できれば2つぐらいはしましょう。
ここで注意すべきなのが、今までの話の内容で分かるような質問はしないことです。
もし今までの内容で分かるような質問をすると、「ちゃんとこの人話聞いてた?」となりますので。
そういうところは意識して質問をするようにしましょう。
さらにプラスαとして、やる気をアピールできるような質問だとなお良いです。自分が実際に働くとしたら聞いておきたい技術面のことなども聞きましょう。
回答例としてはこんな感じです。
「最初は、どんな業務を任せてもらえそうですか?
今後、取り入れようとしている技術などはありますか?」
※あくまで例です。気になることを空気を読んで聞きましょう。
ということで、エンジニア転職、就職の面接でよく聞かれる質問10項とその回答例でした。
これらの質問、回答例を参考にして、是非面接に臨んでいただけたらなと思います。
今回は、回答例を中心に話をしていきましたが、未経験エンジニアの転職成功テクニックについては過去の記事でもお伝えしています。
エンジニア転職を目指している方は、エンジニアになるためのロードマップ記事もぜひご参考ください。
【初心者必見】プログラミング学習前にやることは?【エンジニアロードマップ①】
今回はこのような疑問をお持ちの方に向けた記事です。 僕は、新卒で塾講師をしていた過去があり、当時、肉体的にも負担のある講師の仕事を続けていくことに不安を感じていました。 また、塾業界自体、勤務時間の割 ...
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