エンジニアの てぃかし です。
先日、
エンジニアはきついからやめとけと言われたんですけど、具体的に何がきついんですか?
てぃかしさんの経験から具体的に教えてもらえませんでしょうか?
と言った相談がありました。
今回はその相談に答えるような内容の記事になっています。
内容としては、エンジニアはなぜつらいと言われるのか、その理由と対策そしておすすめのの考え方について解説します。全部で16個あります。
その相談を受けて何がきついか、何がつらいか、よーく考えました。
それでピックアップしてたら全部で16個も出てきてしまいました。
前編と後編には分けました。(後編:「ITエンジニアはきついからやめとけ」と言われる理由と対策・考え方|闇16選(後編:精神的つらさ))
前編ははどちらかというと肉体的につらいこと、後編はどちらかというと精神的にきついことについて書いていきます。
エンジニアのつらさ① 腰・肩・目がつらい
まず1つ目、座っていることが多く、腰、肩、目がつらい。
これについては先日の『エンジニアあるある』で演じたことです。
腰、肩、目がつらいことは結構あります。個人的にもそうですし、周りを見渡しても定期的に目薬をさしている人もよく見かけます。
そもそも腰や肩や目がつらいのは、エンジニアの仕事は同じ体勢でずっと同じ場所を見てたりしているからです。
適度に体を動かしたり、いろんなところを見ていたら、あまり疲れないはずです。
なので、対策としては、立って仕事が出来る環境を構築することです。
そんなことを職場でするのは、難しいと言う人もいるかもしれません。
せめてプライベートの自分の家では高さを調節出来るデスクにして、立って仕事をしたり、座って仕事をしたり出来るようにする環境を作ると良いと思います。
ちなみに僕が今まで経験してきた職場では、バランスボールに座って仕事をする男性がいました。
恥ずかしいですが、周りの目が気にならないなら、そういうのもありかと思います。
エンジニアのつらさ②技術の流行り廃りが早い
2つ目、技術の流行り廃りが早い。キャッチアップをし続けなければいけない。
これについては下記の記事で触れています。
「未経験エンジニア転職はオワコン」とされる理由と成功が難しい要因
今回は「エンジニア転職するのはもうオワコン」という説について解説します。 YouTube や SNS を見ていると、エンジニア転職をお勧めする人が結構います。 「エンジニア転職で内定5つ獲得しました! ...
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エンジンアの仕事は技術が必要です。その技術は日々進化していきます。
それをエンジニアは学び続けなければいけないです。
これは宿命です。
技術を追いかけること自体が楽しいという人も多くいますが、そうではない人もいます。
では、そういう人はどうすればいいかと言うと、
- 勉強が必要のない業務(同じことの繰り返し)をするか
- 勉強に楽しみを見つけるか
- 自分でサービスを作って稼ぐ事を目指すか
です。
つらくなる理由は、
自分のためになってないから、
自分事として取り組めてないから、
だと思います。
自分のサービスを作って稼ぐということを目標にすると、自分事として捉えることができるので、勉強も自発的にしたいと思えます。
それでも勉強したくないという人は、仕事を変えるとか、エンジニアの中でも勉強があまり必要ない業務をしたら良いと思います。
例えば、サーバーの監視やテストの業務などですね。
サーバー監視やテストは、ルーティーン化されている業務なので、新しく勉強することはあまりないです。
なので、その方向で頑張るのもありです。
ただそういった仕事は高単価になりにくいです。
サーバーの監視やテストの業務は絶対必要な仕事ですが、比較的簡単なのでどうしても単価は低めです。
「それでもいいよ」と言える人は僕は全然ありだと思います。
エンジニアのつらさ③ 1年目はわからないことが多い
3つ目、1年目は分からないことが多くてつらい。
これについても実務経験3ヶ月の経過報告で話しました。
エンジニア1年目の実務未経験が「辛い・きつい」原因5つと目標とは?
広告 プログラミング実務未経験からのエンジニア1年目。 入社してから3ヶ月。色々大変なことがありました。 実務未経験なので、勉強すること、やらなければいけないことが、たくさんあり、土日は勉強に追われて ...
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未経験で転職した場合は特につらいです。
このつらさはどこからくるかと言うと勉強不足からです。
エンジニア転職する人は3〜5ヶ月ぐらい勉強してから転職します。
その勉強量ではまだまだ実務で通用するレベルではありません。
その勉強不足から全然貢献できなくてつらいと感じる人が多いです。
もし情報系の学校で2年や4年、勉強してエンジニアになったのであれば、そこまで辛くないと思います。数年単位で勉強しているからです。
未経験の人がエンジニア転職するとなると、3ヶ月ほど勉強して転職活動を開始するので、勉強不足から仕事がつらいと感じるのは当然なことだと思います。
つらい人は、精神病まないように優しい人に教えてもらいましょう。
教えてもらう人は選べない人もいると思うので、個人的にメンターを雇うとか、エンジニアが通ってるプログラミングスクールに行くとか、イベントに参加するとかもありです。
もくもく会に参加するとか。
とにかく外部の人と接点を持って話すと良いです。
エンジニアイベントの探し方などについては下記の記事で解説しています。
人気エンジニアイベントサイト・勉強会まとめ【2023年カレンダー】
今回はこのような疑問を持っている人向けの記事です。 エンジニアにとってイベントに参加することはとても有意義です。 最新の技術や他のエンジニアが今取り組んでいることを知れるし、仕事に繋がることもあります ...
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エンジニアのつらさ④ 突発的な障害
4つ目、突発的な障害がつらい。
これについては、先日の『エンジニアあるある』の動画で話しました。
障害は急に発生するので、計画が狂ったりプライベートが犠牲になることもあります。
サーバー関係の仕事だったら急に電話かかってきて、呼び出されるということもあります。
僕もサーバの監視は経験したことがありますが、経験した会社では年に2、3回は突発的に呼び出されていました。
サーバーの監視していると障害はつきものなので、休みの日もドキドキして過ごしていました。
こういった突発的に障害が嫌だって言う人は、サーバーやネットワーク系の仕事は避けるしかないでしょう。
どのようなシステム障害があるかは、下記の記事で解説しているので、ご参考ください。
エンジニアは注意!システム障害原因例・種類・情報・炎上の分類まとめ
今回の記事はそんな疑問を持っている人向けの記事です。 どうも!サーバー監視員として数々のシステム障害を対応した経験のあるエンジニアの てぃかし です。 「システム障害」と聞くと、エンジニアは気が重くな ...
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エンジニアのつらさ⑤ エラーが解決しない
5つ目、エラーが解決せず前に進むまない。
これも実務経験3ヶ月の報告でお伝えしました。
特に未経験の人は、分かからないことがあると、1日、2日悩み続けることがあります。
経験者からすると3時間で出来てしまう仕事でも、未経験の人は1日や2日悩んでやっと完成するといったことがあります。
前に進まない間にも給料は発生しています。その罪悪感から、つらいと感じることもあります。
対策としては、素直に「分からないです」と言って助けを求める事です。
エンジニアのつらさ⑥ 夜勤がつらい
6つ目、夜勤はつらい。
夜勤があるかどうかは事業内容、業務内容にによりますが、例えばサーバー監視の業務は夜勤が多いです。
そして、夜勤している人は、精神が病みやすい傾向にあります。
例えば、こういうデータがあります。
明らかな朝型の人に比べて、明らかな夜型の人が精神疾患を発症するリスクは1.94倍
他にもいろんな病気を発生するリスクと言うのが高くなるというデータがあります。
僕は元々夜型だったのでまだましだったと思うんですけど、続けてたら危なかったのではないかと思います。
なので、出来るだけ夜勤は避けたほうがいいです。
エンジニアのつらさ⑦ 地味な仕事が多い
7つ目、地味な作業が多い。
未経験のうちは分からないことが多いので、効率のことまで意識して仕事をすることがどうしても難しいです。
なので、仕事内容としては、未経験のうちは単純作業になりがちです。単純な作業が得意だって人は良いですが、そうじゃない人からすると結構つらいです。
対策としては、効率化できるように常に意識していきましょう。
具体的には、日頃自分が使っているツール(エディタ等)の使い方を熟知しておきましょう。ショートカットキーを覚えるなど、簡単なことから始めても良いでしょう。
そういうことから効率を意識していくといいと思います。
次回記事
ということで、エンジニアが辛いと言われる理由と対策、それらに対するおすすめの考え方について書いていきました。
今回は前編ということで、肉体的辛さについて解説しました。後編は精神的辛さについて書いていきます。
後編の記事はこちら
「ITエンジニアはきついからやめとけ」と言われる理由と対策・考え方|闇16選(後編:精神的つらさ)
エンジニアの てぃかし です。 今回の記事は下記の記事の続き(後編)です。 前回は、なぜエンジニアはつらいのか、その理由と対策・おすすめの考え方について解説しました。 前回は、肉体的つらさについて書き ...
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「エンジニアはキツイからやめとけ」とか、「エンジニア舐めすぎ」とか、心無いことを言う人は残念ながらいます。
しかし、その人の言うことも一理はあります。
大事なのは、そんなことを言われないように努力することです。
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エンジニアが選んではいけない会社についても解説してるので、そちらもご参考ください。
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