エンジニアの てぃかし です。
今回の記事は下記の記事の続き(後編)です。
「IT・システムエンジニアはつらいからやめとけ」と言われる理由と対策|闇16選(前編)
エンジニアの てぃかし です。 先日、 と言った相談がありました。 今回はその相談に答えるような内容の記事になっています。 内容としては、エンジニアはなぜつらいと言われるのか、その理由と対策そしておす ...
続きを見る
前回は、なぜエンジニアはつらいのか、その理由と対策・おすすめの考え方について解説しました。
前回は、肉体的つらさについて書きましたが、今回はどちらかというと「精神的なつらさ」に分類される内容を挙げていきます。
これからエンジニアになろうと思っている方は、
「本当にエンジニアになっても大丈夫か?」
その判断の手助けになれば嬉しいです。
エンジニアのつらさ⑧客先常駐がつらい
前回の続きということで、8つ目です。
客先常駐がつらい。
これについては以前記事で書いたSESの闇についての記事で触れています。
SES企業の闇7選と良い所5選【契約の種類をエンジニアが解説】
前々からSESの闇については書きたいと思っていましたが、つい先日、ステハゲさんというYouTuberが「SES企業をやめました」という動画を出していました。 そこでこの記事を書くことを思いつきました( ...
続きを見る
やはり客先常駐で働いていると、居心地が悪くて病む人もいます。
これについての対策としては、メリットに目を向けましょう。
客先常駐は悪いことばかりではありません。
良いこともいっぱいあります。
例えば、色んな現場に行くことで、いろんな技術が学べたり、人脈が広がったり、いろんな人と話せるメリットもあります。
現場で嫌な人がいても、客先常駐なので現場が変われば、改善される可能性があります。
エンジニアのつらさ⑨ バグがつらい
9つ目。
バグがつらい。
テスト段階で業務にある程度余裕があれば
「エラー大好物です」
っていうエンジニアもいますが、バグによって障害が発生したら、自分以外にも迷惑をかけてしまいます。
それはストレスですし、バグを指摘されるだけでも結構ストレスです。
指摘した側としては、全然悪気はなくて、直すべきだから指摘していますが、指摘された方は結構イラッときちゃいます。
イラッとくるというか、自己嫌悪ですね。
「自分ってダメなやつだなあ・・・」
っていう感じ。
これの対策としては、バグが発生するのは仕方ないことだと割り切ることです。
バグは必ず発生するものです。
なので、対策というレベルではありませんが、あまり気にしないことが1つの対策です。
バグが発生しないようにスキルをどんどん上げていきましょう。
バグによって、システム障害が起こりますが、システム障害については下記の記事で解説しています。
エンジニアは注意!システム障害原因例・種類・情報・炎上の分類まとめ
今回の記事はそんな疑問を持っている人向けの記事です。 どうも!サーバー監視員として数々のシステム障害を対応した経験のあるエンジニアの てぃかし です。 「システム障害」と聞くと、エンジニアは気が重くな ...
続きを見る
エンジニアのつらさ⑩ 非エンジニアに説明するのがつらい
続いて10個目。
非エンジニアに技術的な説明するのがつらい。
エンジニア同士の会話だったら成立する内容が、対営業さんなど、非エンジニアの方だと会話が成立しないことがあります。
技術的な話や用語などは伝わらなかったりするので、それを噛み砕いて話す必要があります。
なので、どうしても話が長くなったりしてしまいます。
それが結構ストレスだって言う人もいます。
これも対策と言えるレベルのことではありませんが、会話の新鮮さを楽しみましょう。
エンジニアのつらさ⑪ 目立たないのがつらい
続いて11個目。
目立たないことがつらい。
例えば、新サービスを立ち上げても、エンジニアではなくて企画した人や、それを実行した人にスポットが当たり、エンジニアがあまり注目されないことがあります。
結構あるあるです。
これも仕方ない部分はありますが、目立ちたいなら、できるだけアピールしましょう。
エンジニアはアピールが苦手な人が多いので、チャットや、日々の会話の中で、自分が行ったことをアピールしていきましょう。
エンジニアのつらさ⑫ クライアントとエンジニアの板挟み
続いて12個目。
クライアントとエンジニアの板挟みになるのがつらい。逆らえない。
クライアントが要求したことが、現場では実現できないことはあります。
例えば、クライアントの要望が変わり、仕様が変更になった場合は、システムエンジニアはスケジュールや工数などを再検討しないといけません。
システムエンジニアとクライアントが話し合って決めたことでも、実は現場のプログラマーから
「その納期と人員では対応できません」
などと言われることがあります。
このように、クライアントとプログラマーの板挟みになってしまい、つらい。ということがあります。
これの対策も難しいと思います。
コミュニケーションを大事にしましょう!としか言えません。
どうしても嫌なら、そういった板挟みにならないポジションで仕事をするのが良いと思います。
エンジニアのつらさ⑬ 下請け会社の給料は安い
続いて13個目。
下請け会社ほど給料が安くなることが多い。
これは業界的にそうなっているので、仕方ない部分はあります。
対策としては、技術・実績を積み上げて転職するとか、上流を担当している会社に転職するとか、になります。
エンジニアの年収については下記の記事をご参考ください。
実務経験1年でフリーランスエンジニアが提示された年収と手取りはいくら?
今回は、そんな疑問をお持ちの方に役立つ情報です。 今回のテーマは、フリーランスエンジニアの年収です。 実務経験1年の僕が提示された年収と案件、フリーランスのリスク、手取りの目安などについてお伝えします ...
続きを見る
エンジニアのつらさ⑭ 納期がプレッシャー
続いて14個目。
納期がプレッシャー。
納期があるのはつらいです、プレッシャーです。
期限が短いと、激務になりやすいです。
自社開発企業に転職することが得策です。
自社開発企業であれば、どちらかというと仕事を発注する側ですし、自分たちで開発のスケジュールを組むので、万が一間に合わなくても融通が利きます。
なので、納期がプレッシャーだという人は、自社開発に転職するのがいいと思います。
エンジニアのつらさ⑮ いきなり現場
続いて15個目。
いきなり現場で働くことが耐えられず、つらい。
このつらさを感じるケースはSESで多いと思います。
例えば、経歴を盛られて、現場に放り込まれるとか。
そうすると求められるハードルが高くなりますが、実際、現場では全然仕事できないという…。
これは想像以上につらいです。
精神的にくると思います。
こういう状況にならないことが一番の対策ですが、もしこういう状況になってしまったら、とにかく土日はリフレッシュしましょう。
とにかくメンタルケアを徹底しましょう。
現場に慣れないつらさを感じた場合の心のケアについては、下記の記事で解説しています。
【つらい人へ】新人エンジニアのメンタルケア方法3つと嬉しいこと
(※本記事は2020年7月頃、てぃかしがエンジニアとして働き始めて、4ヶ月のタイミングで話した内容を記事にしています。) 以前の記事で新人エンジニア一年目は結構しんどい、つらいという話について書きまし ...
続きを見る
参考にしていただけたらと思います。
エンジニアのつらさ⑯ 責任が重い
では最後16個目。
責任が重くてつらい。
これは仕事内容によります。
責任が重い仕事といえば、例えば、証券会社のシステム、銀行のシステム、医療系のシステムなどです。
こういったところは非常に責任が重いです。
なぜかというと1つのミスが命に繋がるからです。
1つミスをすると大きな損害になりかねません。
医療はわかりやすいですが、銀行や証券のシステムも不具合が起これば、数億単位で損害が発生し、間接的に命の危険に晒される人も発生します。
責任が重くなるパターンとして、1人で抱え込んでしまうということです。
業務が属人化してしまうというケースです。
これって結構あるあるなんじゃないかと思います。
同じ会社の中でも社員間のスキルレベルの差はあるので、どうしても技術力が高い人に業務は集中します。
なので、そういう人が激務になりやすいです。
これについては仕事を選べる立場でなければ仕方ないですが、選べる立場ならそういう業界は避けた方が無難だと思います。
リスクがある分、その分、報酬は高いですが、やはりリスクは負いたくない人はリスクのある業界は避けた方が良いでしょう。
属人化している業務に関しては、協力し合うしかないと思います。
自分に業務が集中していたら、周りに業務を振ることも心がけて、徐々に自分がいつ辞めてもいいような状態にするのが大事です。
以上、エンジニアがきついと言われる理由あるあるでした。
エンジニアの現場あるあるは下記の記事をご覧ください。
エンジニア(SE・プログラマー)あるある16選【IT業界】
今回はこんなことを考えている人向けの記事です。 エンジニアにはエンジニアしかわからないことがあります。 専門的な技術はもちろんですが、エンジニアならではの苦悩やよくあるシチュエーションがあります。 こ ...
続きを見る
大事なのは「会社選び」「仕事内容選び」「技術」
ということで、前回と今回でエンジニアはなぜつらいのか、その理由と対策・おすすめの考え方について解説しました。
結局のところ、つらいかどうかはその業界・会社・業種・仕事内容などによります。
そして、自身の技術が高くなれば、エンジニアの仕事は、徐々にEASYになっていきます。
大事なのは3つです。
会社選び、仕事内容選び、そして技術を高めること。
この3つをしっかりすれば「つらい」「きつい」という悩みから解放されるはずです。
会社自体が自分に合わない、会社自体がブラックだから自分の力だけでは対策しようがないという人は、転職するのも手です。
1年実務経験があれば、フリーランスにもなれます。
エンジニア系のエージェントについては下記の記事で取り上げているので、ご参考ください。
エンジニア転職&フリーランス案件のエージェントまとめ比較【年齢・地域・働き方】
今回は、そんな疑問を持っている人に役立つ記事となっています。 どうも!エンジニア専門エージェントを使って転職したり、フリーランス案件を提案してもらったことのある てぃかし です。 エンジニア転職を目指 ...
続きを見る
エンジニア転職を考えている方は、エンジニアになるためのロードマップの記事をご参考ください。
【初心者必見】プログラミング学習前にやることは?【エンジニアロードマップ①】
今回はこのような疑問をお持ちの方に向けた記事です。 僕は、新卒で塾講師をしていた過去があり、当時、肉体的にも負担のある講師の仕事を続けていくことに不安を感じていました。 また、塾業界自体、勤務時間の割 ...
続きを見る
本記事、ブログが少しでも参考になった人は、ぜひ本ブログをお気に入り登録して、気が向いたらまたお読みいただけると嬉しいです。
<動画版>