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「未経験エンジニア転職はオワコン」とされる理由と成功が難しい要因

エンジニア転職オワコン

どうも!現役エンジニアのてぃかしです。

今回は「エンジニア転職するのはもうオワコン」という説について解説します。

YouTube や SNS を見ていると、エンジニア転職をお勧めする人が結構います。

「エンジニア転職で内定5つ獲得しました!」

「エンジニア転職3年後、年収1000万円突破しました!」

すごくポジティブな意見や報告をしている人がいますが、その一方で

「エンジニア転職はお勧めしません」

「エンジニア転職はもうオワコンです」

と発言する人もいます。

今回はそういったネガティブな意見に注目して、僕の見解を書いていきます。

題して

エンジニア転職おすすめしませんと言っている人の意見あるある5選

内容は下記の目次の通りです。

オワコン説① エンジニア転職してお金を稼ぐのは効率が悪い

まず1つ目。

「エンジニア転職してエンジニアとしてキャリアを積むのはお金を稼ぐという意味で効率が悪い」

という意見です。

これは一理あると思います。

すぐに起業したり、すぐにフリーランスとして活躍できる人と比べると、エンジニア転職をするのは効率が悪いように思えます。

なぜかと言うと、サラリーマンの収入は上限がありますが、独立すると青天井に稼ぐことが可能になるからです。

エンジニア転職をすると、サラリーマンになりますから収入には上限があります。

サラリーマンエンジニアの収入の上限はだいたい年1,000万円〜1200万円程度です。

エンジニアの年収については下記の記事で解説しています。

フリーランスエンジニアの年収
実務経験1年でフリーランスエンジニアが提示された年収と手取りはいくら?

今回は、そんな疑問をお持ちの方に役立つ情報です。 今回のテーマは、フリーランスエンジニアの年収です。 実務経験1年の僕が提示された年収と案件、フリーランスのリスク、手取りの目安などについてお伝えします ...

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頑張ってエンジニア転職をして、日々勉強して、何年かしてやっと年収1000万。

「それって効率悪いんじゃないの?」という意見です。

気持ちは分かります。

ですが、みんながみんな起業したり、フリーランスになるということできないのです。

経営者やフリーランスになるなら、一人で行動を起こしていかなければいけません。

それは普通の人には難易度が高いです。

日本ではそういう働き方はまだ少数派です。

将来はフリーランスの人も増えてくるとは思いますが、まだまだ現状は少数派です。

事例も少ないし、再現性という点では不確かな部分が多いです。

なので「起業とかフリーランスの方が稼げるから、エンジニア転職はおすすめしません」というのはちょっと違うかなと思います。

ちなみにこのような意見を発信する人は、インフルエンサーやコンテンツを販売している人に多いです。

自分の商品やサービスに誘導するためのポジショントークをするために「エンジニア転職はオワコンだ」といった趣旨の情報を発信している人がいます。

ちなみに僕は自分の商品は特に持っていませんし、ポジショントークではありません。ただ、読者のためになる情報を考えて発信しているエンジニア系ブロガー(YouTuber)です。

多くのエンジニア志望の方は、まず転職するのが良いと僕は本音で考えています。

ただ可能であれば転職せずに、起業やフリーランスをするのもあり。という感じです。

オワコン説② エンジニアは勉強し続けなければいけない

エンジニア勉強

続いて2つ目。

「エンジニアは勉強し続けなければいけない」

これも一理あります。

でも、ある程度、収入が高い職種なら、どの職種でも勉強し続けなければいけません。

低賃金の仕事なら、勉強しなくてもいい職種もあるとは思います。単純作業とか。

エンジニアに関しては、確かに他の職種と比べると勉強量は多くなります。

技術は日々進化しますし、それを追いかけていかなければいけないので、日々勉強することは必要です。

勉強しなくてもいい例としては、起業して社長になって、自分がいなくても回せる仕組みを作ることができる人です。

特殊な行動をしたら、ほぼ勉強しなくても稼げる状態は作り出せます。

もしくは普遍的な技術や知恵をコンテンツ化して、それを自動で販売するという方法もあります。

そうすることによって、あまり自分は頭を使わずに勉強もせずに、稼げる状態を作り出すことは可能といえば可能です。

でもそれは先ほども言いましたが、出来る人、やる人が限られます。

みんながみんな、それができるわけではありませんし、みんながみんなそのようなことをしたいと思うわけではありません。

確かにやろうと思ったらみんな可能ですが、実際にそれが成功する人は一握りです。

何より勉強しなくてもいいというのは、つまらないです。

僕は半年間ニートをしていたことがあります。ゲームしたり映画見たり、遊んでいる時期がありましたが、途中で飽きてきます。

何か勉強したい、何かを調べてみたいという気持ちが必ず出てきます。

なので勉強しなくていい人生は、面白くありません。

「勉強し続けなければいけないからエンジニアはやめとこう」という考えはやめておいた方がいいです。

ちなみにエンジニア転職のために勉強をこれからしようと思っている方は、下記の記事を参考にしてください。

【初心者必見】プログラミング学習前にやることは?【エンジニアロードマップ①】
【初心者必見】プログラミング学習前にやることは?【エンジニアロードマップ①】

今回はこのような疑問をお持ちの方に向けた記事です。 僕は、新卒で塾講師をしていた過去があり、当時、肉体的にも負担のある講師の仕事を続けていくことに不安を感じていました。 また、塾業界自体、勤務時間の割 ...

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オワコン説③ エンジニア業界の人は恐い

続いて3つ目。

「エンジニア業界の人は恐い」

これはまったくないと思います。

どの業界も恐い人はいるし、特にエンジニア業界に恐い人がいるというわけではありません。

これについては以上です。

オワコン説④ NoCodeが発展してエンジニアが不要になる

続いて4つ目。

「NoCodeが発展してエンジニアが不要になる。もしくはレベルの高いエンジニアしかいらなくなる」

これは過去の記事でも述べていますが、エンジニアはNoCodeでは淘汰はされません。

その理由としては、

  • NoCode自体の開発をするエンジニアが必要になってくる。
  • NoCodeで作ったサービスをNoCodeなしのプログラムに置き換えるという人も必要。
  • NoCode自体にも課題がまだまだある。

それが改善される可能性もありますが、エンジニアの需要は減る可能性はあっても、0になることはないでしょう。

それが心配なら、データベースの設計などがおすすめです。

そのような上流の仕事はNoCodeで置き換えるのが難しいので、上流を担当するエンジニアを目指すのはいいと思います。

あと、「ハイレベルな人材しか必要なくなる」という話ですが、確かにハイレベルな技術は今後もっと求められます。

でもそれは今も変わりません。

エンジニアが不足していると言っても、経験のあるエンジニアが不足しています。

未経験のエンジニアの需要は、実はあまりありません。

経験のあるエンジニアが採れないから、仕方なく未経験を採用するという感じです。

だからレベルが高いことを求められるのは、今も未来も変わりません。

何も考えずに作業するだけのエンジニアは、確かにオワコンだと思います。

レベルの高い人材が必要といっても、みんな最初はレベルが低いのです。

そこからレベルが上がっていって、ハイレベルな人材になるわけです。

なるなら早いうちにエンジニアになりましょう。

NoCodeでエンジニアは消える?
NoCodeサービスまとめ!ノーコードとローコードの違いとは?

どうも!エンジニアのてぃかしです。 今回はNoCodeについて書いていきたいと思います。 今回の記事では、NoCodeとは具体的に 「どういうものがあって、どんなふうに作っていくのか」 について書いて ...

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オワコン説⑤ エンジニア市場に活気を感じない

エンジニアブームが去る

最後、5つ目。

「エンジニア市場に最近活気を感じない」

昨今、プログラミングスクールもかなり増えてますから、エンジニア転職は、ブームになっていると思います。

このブームは2018年頃からだと思います。

プログラミングスクールが増えてきたり、テックキャンプを運営するマコなり社長がYouTubeに登場して、エンジニアブームが始まったと思います。

ちなみに僕は2019年からプログラミングスクール「テックキャンプ」に通い始め、エンジニア転職しました。その時の感想は下記の記事で書いています。

TECH CAMP転職コース体験報告
【体験談】テックキャンプのテスト難易度は?【短期集中スタイル】

この記事では、プログラミングスクール「TECH CAMP」受講10日後の経過報告(体験談)をしていきます。 TECH CAMP(テックキャンプ)の前回の記事はこちら 〜当サイト限定!最大6万円分お得! ...

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ただ2020年〜2021年はコロナの影響もあると思いますが、エンジニア転職をしようという人が減ってきていると感じます。

それはスクールやオンラインサロンを運営している人も感じているところです。

だからブームは去ったんだろうな、と感じます。

ブームは去りましたが、これでオワコンというわけではありません。

ただブームが去っただけで、ブーム前の需要はずっと続きます。

需要が下がってきる状態だから、オワコンだと思ってる人がいるだけで、以前の状態に戻るだけです。

僕から言わせれば、エンジニアがオワコンと言っている人は、ただの勘違いですね。

まとめ

以上、5つ書きましたが、僕が伝えたいのは、ブームとか、インフルエンサーが言うことに振り回されないでおきましょう、ということです。

大事なのは自分が何をしたいのか、何ができるのかということをしっかり考えて、行動するということです。

その上でエンジニア転職をするのか、しないのか、を決める。

もちろん、エンジニア転職をした方がいい人もいるし、せずに何か違うことをした方がいい人もいます。

いろんな人がいて世の中が回っています。

僕はそういった、色んな価値観を尊重していきたいと思っています。

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プログラミング初心者は何からやる?学習前に役立つサービス・練習サイトまとめ
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<動画版>

※本記事は2021年2月に上記動画にて話した内容をもとに作成しています。

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てぃかし

当ブログの運営責任者。 エンジニア、プログラマー、YouTuber、ブロガー、Webマーケター。 1987年生まれ。 滋賀県出身。 同志社大学 工学部 エネルギー機械工学科 卒業。 滋賀に18年、京都に4年、大阪に3年半、東京に7年ほど移り住む。 その後、滋賀に戻り、これまでの経験をもとにフルリモートで様々な仕事をこなしている。 経験した仕事は、数学の塾講師、マーケティングコンサルタント、エンジニア、SEOコンサルタント。個人では、ブログ運営、YouTubeの企画・撮影・動画編集を1人で行なっている。 YouTubeでは主にプログラミングスクールの体験談やエンジニア転職の方法を実体験をもとに配信することから始め、人生で役立つハウツーを発信。 blogでは、YouTubeでは話さない役立つ内容やお得情報を執筆。 プログラミングスクール「テックキャンプ」のアンバサダーに認定され、テックキャンプアンバサダーとして、テックキャンプ関連の情報発信や相談も行なっている。

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