Web系エンジニアになりたい!
でも、どのプログラミング言語を学べばいいんだろう?
HTML、CSSは、基本として、次は何を学べばいい?
目指す職種によって、変わってくるのかな?
選び方を間違えると時間が無駄になっちゃいそうだし、慎重に勉強する言語を選ばなくちゃ…
未経験エンジニアは、このような疑問・悩みを持っています。
実はこの悩み、僕もありました。
僕は、無駄な時間を過ごすのは、かなり苦痛に思うタイプなので、未経験の当時は、勉強した時間が無駄にならないように、経験者のブログやYouTubeをよーく見て、どのプログラミング言語から学ぶべきかを考えていました。
結局、僕に関しては、サーバーサイド言語はRubyから学び始めました。
未経験者、初心者の方は、どのサーバーサイド言語から学べば良いのかわからないと思います。
今回記事では、Web系エンジニア志望の人は、Ruby、PHP、Java、Pythonのどれを学べば良いかを解説します。
内容としては、下記の目次の通りです。
Web系エンジニアが最初に学ぶべきプログラミング言語
Web系エンジニアが最初に学ぶべきプログラミング言語は、結論として、大方針をお伝えします。
とにかくWeb業界にエンジニアとして潜り込みたいなら、PHP。
モダンなWeb系企業にエンジニアとして潜り込みたいなら、Ruby。
Java、Pythonなど、それ以外のサーバーサイド言語は初学者にはお勧めしません。
でも、こだわりや明確な理由があるならPHP、Ruby以外の言語を学んで就職・転職をしてもOKです。
大方針としては、こんな感じです。
この方針について、もう少し深掘りしていきます。
エンジニア転職・就職で重要なこととは?
実は、どのプログラミング言語ができるかは、未経験者の転職・就職では、さほど重要ではありません。(内定率にはさほど影響しません。)
僕は、Rubyを勉強していたのですが、実際はPHPを開発で使用している企業に転職をした実体験があります。
現場では、
「Rubyが使えるのだったら、PHPも使えるよね」
と思われます。
その逆も言えます。
どの言語が使えるのかは、そこまで重要ではなく、サーバーサイド言語(Ruby、PHP、Java、Python)でどれだけのものが作れるかが重要です。
言ってしまえば、どれでもいいって話なんですが、やはりそれぞれのプログラミング言語の特徴を知った上で勉強した方が良いです。
後で「こっちの言語を勉強しておいたらよかったな」とならないように、ぜひここから先でお伝えする内容を参考にしてください。
学習のしやすいプログラミング言語
プログラミング言語選びで大事なことの1つとして、「学習のしやすさ」があります。
PHP、Ruby、Python、Javaの順に学習がしやすいと思います。
この順番は、個人的な感覚でもありますが、もちろん、他のエンジニアの意見や情報も参考にしています。
PHPは昔からあるプログラミング言語なので、ネット上の情報が豊富です。勉強するときに情報が豊富だと、学習がしやすいです。
そういう意味では、Rubyも情報は豊富なのですが、PHPと比べるとどちらが勉強しやすいかというと、僕の経験上、PHPの方が少し勉強しやすいと思います。
Javaについては、記述量が多いので、他の言語と比べると習得に時間がかかる傾向にあります。
案件が多いプログラミング言語
仕事の案件の数は、Java、PHP、Ruby、Pythonの順に案件が多いです。
ただし、注意として、Javaをメインとしている企業は、Web系企業ではなく、SIer、SES企業が多いです。
SESについては下記の記事を参考にしてください。
SES企業の闇7選と良い所5選【契約の種類をエンジニアが解説】
前々からSESの闇については書きたいと思っていましたが、つい先日、ステハゲさんというYouTuberが「SES企業をやめました」という動画を出していました。 そこでこの記事を書くことを思いつきました( ...
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Javaは主に金融系や人事系といった、業務システムの開発に使われやすいです。
他には、アドテク系レガシーなAndroidアプリ、Webサービスを取り扱っている会社が多いです。
※アドテク・・・Advertising Technology(広告系のテクノロジー)
※レガシーな技術・・・古い技術
このような会社は、業務未経験者には難易度が高い仕事内容となっています。
加えて、Javaは、モダンな開発プロジェクトが少なくて、これからWeb業界に飛び込もうと思っている人にはあまりおすすめできません。
Webエンジニア志望であれば、Javaは除外して、PHP、Ruby、Pythonのどれかを選ぶべきです。
「俺はアドテク系のシステムやレガシーなAndroidアプリを開発したいんだ!」という強いこだわりが自分の中であれば、Javaを勉強していくのもありです。
目的・サービス別で選ぶプログラミング言語
これからお伝えするのは、だいたいの分類です。
例えば、ECサイトには、PHPがよく使われているのですが、RubyでもECサイトは作れます。
これからお伝えする分類は、絶対ではないので、ご了承頂いた上でご参考いただけたらと思います。
PHPがよく使われているサービス
PHPがよく使われているサービスは、ECサイト、CMS、オウンドメディア、ブログなどです。
このようなサービスに興味のある方は、PHPを選択するのが良いでしょう。
※CMSは、コンテンツマネジメントシステムのことです。WordPressなど、HTMLなどのWeb専門知識がない人でも簡単にホームページの作成・更新・運営ができるシステムです。
ちなみにPHPはひろゆきさんが結構おすすめされています。ひろゆきさんのプログラミングに対する考え方は下記の記事をご参考ください。
ひろゆきのプログラミング関連動画まとめ【独学勉強法・おすすめ言語】
素材画像の引用元:https://www.youtube.com/c/hiroyukix 今回はそんなことを考えている人向けの記事です。 「ひろゆき」こと、西村博之(にしむらひろゆき)さんは、YouT ...
続きを見る
Rubyがよく使われているサービス
Rubyがよく使われているサービスは、SNSサービス、マッチング系サービス、クックパッド、Twitterなどです。
このようなサービスに興味のある方は、Rubyを選択するのが良いでしょう。
Javaがよく使われているサービス
Javaがよく使われているサービスは、金融系や人事系といった業務系システム、家電に組み込まれたシステムの開発、Androidアプリの開発などです。
楽天の通販サイトでも使われています。
このようなサービスに興味のある方は、Javaを選択するのが良いでしょう。
Pythonがよく使われているサービス
Pythonがよく使われている場面は、AIの学習、データの分析、bot開発、業務の自動化などです。
よく使われているサービスは、YouTube、Dropboxなどです。
こういったことやサービスに興味のある人は、Pythonを選択するのが良いでしょう。
リモートワークのしやすい言語
リモートワークのしやすさは、Rubyに軍配が上がります。
Rubyだからリモートワークがしやすいというわけではなく、
Rubyを採用している企業は、バージョン管理や開発の運用が整っているところが比較的多いです。
そのような企業は、リモートワークが推奨されている傾向があります。
ただ、そういう傾向にあるというだけで、もちろんPHPでもリモートワークができる会社もあります。
で、リモートワークをしたいなら、避けた方が良いのがJavaです。
なぜかというと、Javaを使用している会社は、金融系や人事系など、お堅い業種が多いです。
お堅い企業は、常駐して働くことが基本です。リモートワークとはあまり関係ないですが、お堅い企業は、スーツで働くことをルールとしていることが多いです。
リモートワークや服装自由で働きたいという人は、Javaを選択することはあまりおすすめできません。
年収が高いプログラミング言語
平均年収は、Ruby、Pythonが高めです。
プログラミング別の年収に関しては、以前、ランキングの記事をアップしています。
プログラミング言語ランキングまとめ【おすすめ・特徴・年収一覧】
今回はこのような疑問を持っている方に役立つ記事となっています。 突然ですが、皆さんはプログラミング言語、何を使ってますか? 「もうすでに使ってるよ」という人もいれば、 これからプログラミングを勉強する ...
続きを見る
上記の記事では、年収以外のランキングも取り上げているので、興味のある方はご覧ください。
選ぶべきプログラミング言語の方針まとめ
ということで、今回はRuby、PHP、Python、Java、などのサーバーサイド言語はどれから学ぶべきかについて書きました。
冒頭でも書きましたが、大方針としては、
- 方針① とにかくWeb業界にエンジニアとして潜り込みたいなら PHP
- 方針② モダンなWeb系企業にエンジニアとして潜り込みたいなら Ruby
- 方針③ それ以外のサーバーサイド言語は初学者にはおすすめしないが、自分の中でこだわり、理由があればその言語を学んでも問題ない
となります。
今回お伝えした内容を参考にして、最初に学ぶ言語を決めていただきたいと思います。
資格取得を目指しながら、プログラミングを勉強したい人は下記の記事をご参考ください。
大学生OK!プログラミング資格一覧と難易度【国家資格いらない?】
広告 今回はこのような疑問を持っている人向けの記事です。 プログラミングの勉強をしようと思っても目的がなければ、なかなか手が進みません。 そんな人は、資格に向けて勉強するのもおすすめです。 プログラミ ...
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エンジニア転職を目指している方は、エンジニアになるためのロードマップをご覧ください。
【初心者必見】プログラミング学習前にやることは?【エンジニアロードマップ①】
今回はこのような疑問をお持ちの方に向けた記事です。 僕は、新卒で塾講師をしていた過去があり、当時、肉体的にも負担のある講師の仕事を続けていくことに不安を感じていました。 また、塾業界自体、勤務時間の割 ...
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