どうも!エンジニアのてぃかしです。
今回は、ITエンジニアのメリット・デメリットについての話をしていきます。
僕もエンジニアになって、早一年が経とうとしています。(SE3年半、WEBエンジニア1年)
ということで、ITエンジニアのメリット・デメリットについて解説します。
内容は下記の目次の通りです。
ITエンジニアの定義
話す前に、ITエンジニアの定義を決めておこうと思います。
「ITエンジニア」とは、「IT系サービスの開発に携わるエンジニア」とします。
他にもエンジニアの職種はいろいろあります。
例えば、運用・保守・監視といった業務をするエンジニアもいますが、開発以外の業務に携わるエンジニアは、対象外として話をしていきたいと思います。
ITエンジニア以外のエンジニアの職種については、下記の記事で解説しています。
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ITエンジニアのメリット
では、まずITエンジニアのメリットから!
メリット①専門的なスキルが身に付く
1つ目のメリットは、専門的なスキルが身に付くことです。
ITエンジニアは専門的なスキルが身に付きやすいです。
他の職種を否定するわけではないのですが、例えば、営業であれば、入社して1週間から1ヶ月ほど研修を受ければ、その商品について理解でき、実際にすぐ仕事ができます。
僕は営業したことがあるので、分かります。
それほど専門的なスキルを持っていなくても、仕事を始めることができます。
対して、エンジニアは専門的なスキルが必要な職種です。
エンジニアになって仕事をしていれば、専門的なスキルが自分の中でどんどん積み重なります。
それが資産となり、エンジニアとしての市場価値がどんどん高くなります。
これが、1つ目のメリットです。
メリット②基礎は短期間で習得できる
2つ目のメリットは、基礎は短期間で習得できることです。
新人エンジニアになるには、1日平均3時間ほど勉強して、その学習を2~3ヶ月ほど続ければ良いです。
エンジニアになるまでの勉強時間については下記の記事で解説しています。
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専門職の中では、かなり短期間でなれるのではないでしょうか。
例えば、医者や弁護士であればそう簡単になれないのは、誰もが知っています。
良い高校に行って、良い大学に行って、そこで5~10年は必死に勉強しないとなれないのが医者や弁護士です。
対して、エンジニアは3ヶ月ほどの勉強で、新人エンジニアになれます。
医者や弁護士であれば、ありえない話です。
3ヶ月ほど勉強して医者になったという人は、結構怖いです。
でも、エンジニアは、3ヶ月ほど勉強して入社した人でも、仕事はあります。
初心者なら初心者なりの仕事があります。
そこからステップアップしていき、どんどん専門的なスキルを身に付けて、年収を上げていくことができるのが、エンジニアの良い所です。
3ヶ月あれば、エンジニアとしてギリ仕事ができるレベルくらいまでは持っていけます。
ちなみに一人前になろうと思ったら、1年以上必要です。
それでも、医者や弁護士と比べると、短い時間でなることができます。
メリット③汎用性のあるスキルが身につきやすい
3つ目のメリットは、汎用性のあるスキルが身に付きやすいことです。
汎用性のあるスキルが身につくと転職がしやすくなります。
エンジニアには、様々な職種があり、フロントエンジニアや、サーバーサイドエンジニアなどがあります。
例えば、フロントエンジニアでランディングページを作れる人がいたら、その人は基本的にどこの会社に行ってもその仕事ができます。
即戦力として活躍することができます。
これはなぜかというと、そのスキルには汎用性があるからです。
汎用性のあるスキルがあると、人生が安定します。
例えば、会社が倒産したとしても、別の会社で働くことができます。
もし、その会社でしか通用しないスキルなら、会社が倒産したら大変です。最悪、路頭に迷うことになります。
この安定に関しては、昔は、誰もが知る有名な大きな企業に入社することが安定でした。
しかし、最近はそうでもないです。
最近の安定とは、汎用性のあるスキルを身に付けて、未来の移り変わりを予測して行動できる人です。そういった人が安定を掴みます。
僕は、大学を卒業して最初は営業や塾講師をしていました。
塾講師は専門的なスキルが必要ですが、単価が低く、労働環境・条件も悪い傾向にあります。
なので、「汎用性のあるスキルが身につき、単価の高い職種って何だろう?」と考えた結果、僕はエンジニアにたどり着きました。
もっと早くたどり着けば良かったと今になって思います。
メリット④ ITエンジニア業界は売り手市場
4つ目のメリットは、人材不足により売り手市場であることです。
エンジニア経験者は、引く手あまたで、ITエンジニアの人材は常に不足しています。
今も昔もそうですし、未来もそうなることが予想されています。
経済産業省の調査では、2030年に45万人も IT人材が不足すると明らかになっています。
IT人材が不足している理由は、いくつかあります。
1つ目が、IT市場がずっと拡大し続けていることです。
今までアナログだったものがデジタルに移り変わって、ITの技術がどんどん必要になってきています。
例えば、キャッシュレス。
今まで現金で払っていましたが、どんどんキャッシュレス化して、スマホだけでお買い物ができるようになっています。
他の理由としては、少子高齢化です。
これは、どの職種でもそうですが、引退する人よりこれから就職する人の方が少ないので、どんどん人材は不足していきます。
IT人材は不足していくのですが、ただ注意点としては、すぐに活躍できる即戦力の人材が不足しているということです。
未経験で何もできない人が、不足しているわけではないです。
未経験者は、もちろん採用されにくいです。
なので、未経験からエンジニア転職しようと思ったら、最初は結構大変です。
最初は大変ですが、なってしまって、1、2年、経験すれば、もう引く手あまたです。
人材不足によって、売り手市場ということです。
このように、IT人材は不足しているので、経験者となればかなり有利に仕事をすることができるということです。
メリット⑤ 働き方が多様
5つ目のメリットは、働き方が多様。
リモートワーク・テレワークがしやすい。
昔は、会社に常駐して仕事をするのが当たり前だったのですが、最近は、コロナウイルスの影響で、リモートワーク・テレワークをする人は、さらに増えてきています。
他の職種だと、リモートワーク・テレワークは難しかったりするのですが、エンジニアは、リモートワーク・テレワークをしやすい業務なので、そこはメリットです。
ちなみにコロナの影響で入社1ヶ月でリモートワークをすることになった僕の様子については、下記の記事をご参照ください。
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メリット⑥ 副業がしやすい
6つ目のメリットは、副業がしやすいことです。
ITエンジニアは、副業がしやすいです。
なぜかというと、エンジニアのスキルは、汎用性があるからです。
クラウドソーシングで案件を取ってくることも可能ですし、人脈があればそこから案件を継続的に受注して副業をすることも可能です。
自分が培ったスキルを他人に教えることで、稼ぐことも可能です。
あとは、エンジニアは一人で完結する仕事が多いので、副業がしやすいと言えます。
メリット⑦ ハマれば面白い
7つ目のメリットは、ハマれば面白いことです。
プログラミングを始めてみれば分かるのですが、自分が書いたプログラムが動くと、かなりテンションが上がります。
ゲームをしている感覚に近いです。
あとは、エラーが発生したときも、結構面白いです。
解決できなかったら、ただただムカつくだけですが、解決できたときは、すごく清々しいです。
まだ経験したことがない人は、ぜひそういったことを経験していただきたいと思います。
最初はProgateで学習を始めるのがおすすめです。Progateを使ったことがない人は、下記の記事で学習方法を解説していますので、ご参考ください。
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メリット⑧ 年収を上げやすい
8つ目のメリットは、年収を上げやすいことです。
エンジニアは、学習意欲がちゃんとあれば、年収はずっと右肩上がりです。
その理由は、エンジニアは、技術が評価対象の大半を占めているからです。
その技術は、日々磨き上げることができます。
簡単に崩れ去ることはないです。
これは僕の個人的なイメージもあるのですが、エンジニア以外の職種は、不確定な要素で評価がされやすいと思います。
「売上実績」が良い例です。
「先月は良かったけど、今月は全然ダメ」
というような不確定な要素があります。
あとは、お客さんの質にもよります。
良いお客さんであれば売上が立てやすいし、悪いお客さんであれば売り上げを上げるのは大変です。
僕も営業していたので、それはすごく分かります。
エンジニアは、基本的にコンピューターに向かって仕事をするので、その辺は分かりやすいです。
エンジニアの市場価値は分かりやすいので、社内でちょっと低い年収を提示されても交渉しやすいです。
なので、年収を上げやすいことはエンジニアのメリットと言えます。
エンジニアの年収については、下記の記事で詳しく解説しています。興味のある方はご参考ください。
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ITエンジニアのデメリット
続いて、エンジニアのデメリットについて解説します。
デメリット① 普段から勉強が必要
1つ目のデメリットは、勉強をし続ける必要がある。
多くの仕事が勉強をし続ける必要があるとは思いますが、エンジニアは特に勉強し続けないといけないと思います。
エンジニアになる前も、もちろん勉強を必死にしないといけません。
先ほども言ったように、1日に3、4時間勉強して、それを3ヶ月ほど続ければ、エンジニアになることができます。
しかし、エンジニアになれたとしても、最初の新人の頃は大変です。
最初の3ヶ月から半年は、帰ったら2、3時間は勉強して、キャッチアップしていく必要があります。
入社3ヶ月の苦しんでいる僕の気持ちは、下記の記事でリアルに書いています。
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転職して落ち着いたとしても、毎日平均1、2時間は、勉強が必要です。
それくらい日々勉強が必要なのがエンジニアです。
なぜかというと、技術は日々進歩しているからです。
その進歩や変化にキャッチアップしていくのがエンジニアなので、日々勉強していかないといけないです。
その勉強は、エンジニアにとっては結構面白かったりするので、苦にならない人も結構いるのですが、苦になる人もいるので、デメリットとして挙げています。
デメリット② 未経験エンジニアの年収は新卒レベル
2つ目のデメリットは、未経験エンジニアの年収は新卒レベルであることです。
がっかりする人もいますが、未経験エンジニアの最初の1年の年収の相場は、300万円くらいです。
これは、新卒レベルです。
それは当然で、新卒のようにエンジニアの分野に関しては実務未経験なので、これが相場となります。
なので、現在の年収が400万円以上の人で、エンジニア転職をする人は、年収が下がるかもしれないことを覚悟しておいた方が良いと思います。
その代わりに、2年目、3年目となれば、年収500万円、600万円、それ以上を、どんどん目指せるので、1年目は我慢して頑張っていただきたいなというところです。
デメリット③ 合わないとつらい
3つ目のデメリットは、合わないと面白くないし、つらいことです。。
どんな仕事でもそうですが、合わないと面白くないし、つらいです。
続けるのは難しいです。
エンジニアもそうです。
実際にプログラミングを勉強してみて、何か合わないと思うことがあると思いますし、実際に仕事をしてみても、思うことはあると思います。
エンジニアをしていてつらいと思うようなことは下記の記事にまとめています。そちらもご参考ください。
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エンジニアにも適性があります。
その適性があるかをちゃんと見極めて、エンジニア転職の活動をすることが大事だと思います。
以上が、デメリットです。
エンジニアの適性
最後に話した適性の話ですが、どんなエンジニアが適性があるのかという話を、実はnoteにまとめています。興味のある方は、ぜひ見てみてください。
実は、最近、noteを書きました。
どんなnoteかというと、未経験からエンジニア転職をするためのノウハウや考え方や学習方法など、いろいろ僕が今まで経験してきたことを、ぎっしりと凝縮したnoteとなっております。
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