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- 地方でエンジニアとして働きたい!
- ITエンジニアが不足している都道府県はどこだろう?
- 競争率が低い地域はどこかな?
- 地元に戻っても仕事はあるかな?

今回はこんなことを考えている人向けの記事です。
どうも!エンジニアの てぃかし です。
ITエンジニアを目指す人は多いですが、その理由として、
- どこでも働けるようになりたいから
- 地元で仕事をしたいから
といったことを挙げる人もいます。
僕はもともと、どこに住んでいても活躍できる確固たるスキルが欲しかったので、エンジニア転職をしました。
エンジニアの仕事はどこでもあります。
しかし、地域によっては、仕事が少なく、自分のレベルに合う仕事が見つからないこともあります。
仕方なく、仕事が多い東京でエンジニアをしている人もいます。
とはいえ、ある程度、スキルレベルが高くなれば、高い技術力が要求される仕事でも対応できるようになるので、仕事が少ない地域に行っても仕事が見つかります。
ゆくゆくは地元に帰ってエンジニアをしたいと考える人もいると思いますが、やはり気になるのは地元の仕事の数です。
ということで今回、独自に都道府県別にエンジニアの求人数・案件数を調査し、競争率の低い都道府県のランキングを作りました。
地方移住をする人も年々増えています。地元、もしくは自分の好きな都道府県に移住してエンジニアをしてみたい人は特に参考にしてください。 ※動画版は記事最後をご覧ください。
都道府県別 ITエンジニアの求人・案件数の調査方法
都道府県別の ITエンジニアの求人・案件数の調査方法について書いておきます。結果のみ知りたい方は読み飛ばしてください。
ITエンジニアの技術者人口
ITエンジニアの求人において、競争率の参考になるデータを算出するために、都道府県格付研究所の「技術者の人口」の数値を参照します。
(データは2010年のものですが、あくまで競争率の目安を測るものとして使用します。データの転載が禁じられているので、技術者人口のデータは本記事には掲載しません。気になる人は上記のリンクから確認できます。)
ITエンジニア対応の求人サイト(エージェント)
ITエンジニアの求人数、案件数は、下記の求人サイト(エージェント)を参照します。(求人数の数値は2022年1月時点のものを使用)
フリーランス案件数に関しては下記のエージェントのサイトを参照します。(案件数の数値は2022年1月時点のものを使用)
全国的に求人、案件が掲載されているサイトを選びました。
各サイトで「ITエンジニア」「各都道府県」と絞って件数を出します。
「ITエンジニア」「東京都」と絞って、表示された件数をデータとして使用します。
例えば、リクナビNEXTの検索設定はこんな感じです。

[求人数] ÷ [各都道府県の技術者人口] = [倍率]
の計算で競争率の目安を算出します。
この倍率が高いほど、競争率が低い、つまり、売り手市場(労働者に有利)ということになります。
都道府県別の求人数と競争率
では、都道府県別の求人数と倍率の計算結果を発表していきます。
一般的に有効求人倍率は、[有効求人数] ÷ [有効求職者数] で計算されますが、今回は、現役で働いている[技術者の数]で割ります。
算出される数値にあまり意味はありませんが、競争率の目安にはなるかと思います。
リクナビNEXTの都道府県別求人数と倍率
リクナビNEXTの都道府県別 ITエンジニアの求人数と倍率は下記の通りです。(倍率が高い順に並べています。)


東京都で登録されている求人数が非常に多く、倍率も高くなり、東京都、大阪府、京都府、福岡県、…の順で競争率が低いという結果になりました。
東京都は技術者の人口は最も多いですが、その分、求人数もかなり多いので、結果的に競争率が最も低くなりました。
鹿児島が最も競争率が激しい。というより、求人数が少ないので、リクナビNEXT上、エンジニアにとっては厳しい地域と言えます。
マイナビ転職の都道府県別求人数と倍率
マイナビ転職の都道府県別 ITエンジニアの求人数と倍率は下記の通りです。


リクナビNEXTの求人数と比べると少なめですが、倍率トップは、東京都です。
次いで、宮城県、奈良県、香川県、京都府、佐賀県、…となっています。個人的に意外だと感じました。
長野県、新潟県は、厳しそうです。
Greenの都道府県別求人数と倍率
Greenの都道府県別 ITエンジニアの求人数と倍率は下記の通りです。


やはり東京都は、求人数が多いので、倍率も1番高いです。
次いで、鳥取県、宮城県、島根県、徳島県、…となっています。これまた個人的に意外だと感じました。
宮城県は、マイナビ転職でも上位にランクインしているので、宮城県は、現状エンジニアにとって穴場かもしれませんね。
意外なのは、兵庫県、北海道が倍率が最も低いということです。
兵庫県、北海道は、技術者が多い割に、新しい仕事が少ないのかもしれません。
北海道のプログラミングスクール一覧
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3社合計の都道府県別求人数と倍率
リクナビNEXT、マイナビ転職、Greenの合計の都道府県別 ITエンジニアの求人数と倍率は下記の通りです。


東京都はやはり、求人数が多いということがわかります。しかも、競争率も低いです。
東京都は人口が最も多いので、競争率が激しいと思いがちですが、それ以上に求人数がかなり多いので、実は競争率は低いのです。
次いで、鳥取県、島根県、佐賀県、和歌山県、福井県、などが上位にランクインしています。
この辺りは、狙い目の地域のようですね。
逆に、兵庫県、北海道、茨城県、新潟、埼玉県、などは下位にランクインしています。
割と人口が多い地域も含まれていますが、これから新しい仕事に就こうとするエンジニアにとってはレッドオーシャンと言えるでしょう。
都道府県別のフリーランス案件数と競争率
では、続いて、都道府県別のフリーランス案件の数と倍率の計算結果を発表していきます。
PE-BANKの都道府県別 案件数と倍率
PE-BANKの都道府県別 ITエンジニアの案件数と倍率は下記の通りです。

宮城県、岡山県が穴場ですね。大阪府、東京都はやはり強い。
フリーランスの案件は0の県もあります。30位以下は0件です。
PE-BANKについては下記の記事をご覧ください。
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PE-BANKは関東以外もOK!フリーランスエンジニア案件・評判&口コミ・マージン調査
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レバテックフリーランスの都道府県別 案件数と倍率
レバテックフリーランスの都道府県別 ITエンジニアの案件数と倍率は下記の通りです。

東京都、大阪府、神奈川県、福岡県、愛知県、…といった主要都市はしっかりと押さえています。
東京都がずば抜けて案件数が多いのがレバテックフリーランスの特徴です。
しかし、案件を保有している都道府県は、11地域だけです。(PE-BANKは29地域)
12位以下の案件数は0件です。
レバテックフリーランスで実際に提案された案件については下記の記事をご覧ください。
-
レバテックフリーランスの面談でエンジニア経験1年が提示された年収(単価)と案件
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フリーランススタートの都道府県別 案件数と倍率
フリーランススタートの都道府県別 ITエンジニアの案件数と倍率は下記の通りです。


東京都の案件数がずば抜けて多いです。探し放題って感じですね。
フリーランススタートはエージェントというわけではなく、各エージェントで保有している案件をまとめた検索サイトなので、閲覧できる案件数は最も多いです。
色んなエージェントが保有している案件が載っているので、偏りがあまりないです。
なので、フリーランススタートの都道府県別の案件数のデータだけでも全体のデータとして信憑性はあります。
3社合計の都道府県別フリーランス案件数
PE-BANK、レバテックフリーランス、フリーランススタートの合計の都道府県別 ITエンジニアの求人数と倍率は下記の通りです。


東京都がずば抜けて1位です。
フリーランス案件以外でも東京都は1位ですが、フリーランス案件では、ダントツの1位って感じです。
フリーランスエンジニアとして、案件をこだわって選びたいなら東京で仕事をした方が良いということがこちらのデータでわかりますね。
地方のほとんどでは、フリーランス案件は少ないことがわかります。正社員等の求人は、地方でもそれなりにあるんですけどね。
今回は6社のエージェントを紹介しましたが、他にもエージェントはあります。
各エージェントによって、紹介できる案件は異なるので、興味のある方は下記のエージェントまとめ記事もご参考ください。
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エンジニア転職&フリーランス案件のエージェントまとめ比較【年齢・地域・働き方】
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エンジニアの仕事の穴場
結論、やはり東京の仕事は多く、その分、競争率は低いということがわかりました。
東京は人が多いから、競争が激しいと思いがちですが、数値上はそんなことはないようです。
「エンジニアの仕事に就きたいなら、東京に住む」ということは、やはり定石のようです。
エンジニアは、正社員か、フリーランスかで仕事の数は異なります。
正社員の求人なら地方にもそれなりに数がある地域があります。今回出したデータ上は、鳥取県、島根県、佐賀県、和歌山県、福井県が穴場と言えそうです。
フリーランス案件は、主要都市に固まっています。今回出したデータ上は、宮城や広島辺りが穴場と言えそうです。
とはいえ、最近はフルリモートの仕事も増えてきています。
正社員でも、フリーランスでもフルリモートで働けることがあるので、東京の案件を地方に住みながらこなすことが可能です。
正社員のフルリモートワークの実態については下記の記事をご参考ください。
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また、フルリモートでなくても、意外と地方でも探せば、仕事は結構あります。
リモートで働く環境を整える動きが企業で見られるので、家賃の高い東京に会社を構えず、地方に移動する企業も増えてくると予想できます。
なので、東京に住んでいると仕事に困らない、有利であるというのは、時代遅れの話になっていくかもしれません。
ただ、未経験者や駆け出しフリーランスはいきなりフルリモートは難しいのは変わりないので、そのような人は、今回の結果は参考にして損はないでしょう。
エージェントに関する記事もあるので、エージェントを探している方は下記の記事もご参考ください。
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